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『'''DEVILMAN crybaby'''』(デビルマン クライベイビー、以下「crybaby」)は[[日本]]の[[漫画家]][[永井豪]]の漫画「[[デビルマン]]」を原作に制作されたアニメーション作品。永井の画業50周年を記念して制作され、[[2018年]][[1月5日]](JST)より[[Netflix]]リミテッドシリーズとして全世界でストリーミング配信されている<ref name="animate170316">{{Cite news|publisher=アニメイト|work=アニメイトタイムズ|url=http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1489572609|title=湯浅政明監督の手で『デビルマン』がアニメ化! 今まで一度も実現していなかった原作漫画の結末までをアニメーションで描く!|date=2017-03-16|accessdate=2017-03-16}}</ref>。本作は作中の舞台を[[2010年代]]に置き換えキャラクターもアレンジされているが、基本は漫画版の展開に寄せて描かれており、一部設定は旧OVA版に準じている。漫画版「デビルマン」の筋書きを明確踏襲し最後まで描いたアニメーションは本作が初である。リリースに際したキャッチコピーは「本当の悪魔を、まだ誰も知らない」「殺せ、本能のままに」。
 
第22回[[文化庁メディア芸術祭アニメーション部門]]審査委員会推薦作品<ref>[http://archive.j-mediaarts.jp/festival/2019/animation/works/DEVILMAN_crybaby/ DEVILMAN crybaby] - 文化庁メディア芸術祭(第22回アニメーション部門審査委員会推薦作品)</ref>。
 
== メインストーリー ==
時は現代、世界で頻発する猟奇殺人、超人的な頭脳や運動能力に目覚めた人々、悪魔崇拝のを模した闇のパーティー、不穏な噂が囁かれる日本。高校生の'''[[不動明]]'''は海外を飛び回る両親の代わりに幼馴染の'''牧村美樹'''の家へ居候し、穏やかな日々を送っていが、ある日、明の前へ親友の'''[[飛鳥了]]'''が現れる。明の同い年にして大学教授を務める了は、近年世界で発生する異常が「[[悪魔]]」の仕業であると告白する。古代の先住民を研究する'''フィキラ'''教授に同行し[[アマゾン]]の奥地へ入った了は、旅中にフィキラが悪魔に憑依されるのを目撃したという。フィキラの研究する先住民とは悪魔のことで、有史以前より他の生物と合体することでその力を手に入れ進化してきた。そして現代、人間社会に紛れ人類を脅かそうと暗躍しているのだ。悪魔の証拠を掴むべく、明と了は悪魔が人間へ憑依する現場であるサバト、ドラッグパーティーへ潜入する。明はそこで強力な力を宿した悪魔'''アモン'''に憑依されかかる。しかし死の恐怖による理性崩壊、そして明の元来の強い意志が原因で心までは乗っ取られず、悪魔の力を宿しながら人の心を保った「デビルマン」へ変身した。
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[[Crunchyrollアニメアワード|Crunchyrollアニメアワード2019]]において、本作が最優秀作品賞、[[湯浅政明]]が最優秀監督賞を受賞した<ref>{{Citeweb|url=https://www.crunchyroll.com/animeawards/index.html|title=The Anime Awards|publisher=Crunchyroll|accessdate=2019-9-14}}</ref>。
 
「crybaby」に対しては映像関係者、批評家から多数のコメントが寄せられている。原作者である[[永井豪]]は「crybaby」の完成版を観賞し、デビルマンの抱える[[シュルレアリスム]]的な展開を抽象的なイメージを用いつつ映像化した湯浅の手腕を評価し、「面白かった」と肯定的にコメントしている<ref>{{Citenews|date=2019-1-16|url=https://gigazine.net/news/20180116-devilman-crybaby-go-nagai-masaaki-yuasa-interview/|title=永井豪&湯浅政明監督に「DEVILMAN crybaby」についてインタビュー、「デビルマンの本質を押さえたものになった」と太鼓判|publisher=GIGAZINE|newspaper=GIGAZINE|accessdate=2019-9-16}}</ref>。映画監督の[[園子温]]はナタリーのインタビューにおいて「crybaby」を原作の筋書きを踏襲しつつ、絵柄や独自の展開など様々な切り口を織り交ぜており、いい意味で意表を突かれたと肯定的に評価した<ref>{{Citenews|url=https://natalie.mu/eiga/pp/netflix_anime02|title=Netfrixアニメ特集 園子温が語る「DEVILMAN crybaby」|publisher=natasha|newspaper=映画ナタリー|accessdate=2019-9-16}}</ref>。[[文藝春秋]]の小石輝は原作漫画の本質が「変身ヒーローを極限まで突き詰めたもの」であり「crybaby」はその点を掘り下げる意識化ができておらず映像化として失敗であると批判した<ref>{{citenews|date=2018-2-22|url=https://bunshun.jp/articles/-/6257|title=なぜ「デビルマン」の映像化は失敗続きなのか?サブカルスナイパー・小石輝の「サバイバルのための教養」|publisher=文藝春秋|newspaper=文春オンライン|accessdate=2019-9-16}}</ref>。
 
== 出典 ==