「らーめん才遊記」の版間の差分

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「らあめん清流房」のオーナーでラーメン界のカリスマである'''芹沢達也'''は、ラーメン向けフード・コンサルティング会社「清流企画」を設立していた。また、実験的ラーメン発表の場としてセカンドブランドの「麺屋せりざわ」も開業していた。皆が絶賛する芹沢の月替わりラーメンだったが、「今イチ」だと述べる若い女性客が現れた。その女性客はタマネギのみじん切り炒めを乗せるという手法で、芹沢の味を上回った。
 
その女性客の名は、汐見ゆとり。清流企画の入社試験のために面接に来たところだった。
 
時には独自に、清流企画の同僚と共に、いくつかのラーメン店のコンサルティング案件を解決してきたゆとりだったが、そこに「ラーメンなでしこ選手権」とい女性ラーメン職人の選手権の話が舞い込んでくる。
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有名料理研究家である母・汐見ようことの確執から、ゆとりは選手権で優勝できなければ清流企画を辞め、ようこの後継となるべく戻る約束をしてしまう。選手権決勝では1票差で石原麻琴に敗れるものの、「無効票の2票があれば自分の勝ち」とゆとりはめげない。
 
そこで、ついにはゆとりとようこの親娘ラーメン対決が「ワクワク・ラーメン対決」として開催されることになる。ラーメンの成立の経緯から「ラーメンはフェイク」として1980年代の総決算のようなラーメンを出してきたようこに対し、みとりはこれからのワクワクを提示したラーメンで審査員から圧倒的な支持を受け勝利する。
 
そして、ゆとりは芹沢に優勝したときのお願いとして、女性スタッフのみによる創作ラーメン屋「麺屋なでしこ」をゆとりが店長、夏川が副店長、「ラーメンなでしこ選手権」で競った石原麻琴や西園寺由真と共に開業。芹沢や石原麻琴の父が苦心していた「ラーメン、1000円の壁」もあっさり乗り越え、日替わりラーメンを1000円で提供する店となる。
 
ゆとりは、芹沢を伴って、自分が初めてラーメンを食べた店を再び来訪する。芹沢はその店を見て「いい店だ」「本物のラーメン屋だ」とゆとりに表2人でその店「ラーメンふじもと」の扉をくぐるのだった。
 
== 登場人物 ==