「ノッチバック」の版間の差分
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[[Image:Samochód nadwozie sedan.svg|200px|thumb|ノッチバック型の例図]]▼
[[画像:Toyota Century 3rd generation 2017 Tokyo Motor Show front 1.jpg|thumb|240px|right|ノッチバックセダンの例:[[トヨタ・センチュリー|3代目トヨタ・センチュリー]]]]▼
[[画像:2012 Nissan GT-R Egoist.jpg|thumb|240px|right|ノッチバッククーペの例:[[日産・GT-R]]]]▼
'''ノッチバック'''とは[[自動車]]の形状の1つである。「3ボックス形」と同義であり、[[セダン]]の大部分や[[クーペ]]の一部で、[[キャビン]]と[[トランク (自動車)|トランク]]部分(ラゲッジスペース)の区別がはっきりした外観の型の[[乗用車]]の総称。
あくまでも[[カーデザイン|スタイル]]による区分であり、リア[[ピラー]]の角度、トランクの大きさなどに明確な分類の基準はない。
== 概要 ==
▲[[Image:Samochód nadwozie sedan.svg|200px|thumb|ノッチバック型の例図]]
その名のとおり、明確な「[[ノッチ]]」(Notch:折れ、切欠き、段差)を持った「[[バック]]」(Back:背中)形状で、ルーフパネルは水平で、比較的角度のきつい(立った)リアウィンドウを持つ。「水平基調」と呼ばれるフォーマルでモダン、かつ落ち着いたスタイルを狙う場合に採用される。
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[[ハッチバック]]に比べると車体剛性が損なわれにくい、静粛性を高めやすい、被追突時における乗員へのリスクが小さい、荷室の荷物の匂いがキャビンまで漂ってこない、客室におけるエアコンの効きが良い、ステータス性があるなどのメリットが有る。また北米では、荷室の中を覗かれないという防犯上のメリットもある。逆にデメリットとしては荷室開口部が狭いので物を出し入れしづらい、後部座席から荷室の物がとれない、エアコンによる荷室の温度調節ができない、全長が長くなって取り回しに不利、などが挙げられる。この他ノッチバックは[[トランクスルー]]を備えるか否かで、積載容量が大きく異なる点も注意が必要である。
従来日本ではハッチバックは商用バンのイメージがあり人気がなかったが、[[SUV]]が人気を博すと積載能力に優れるハッチバックが大衆車として受け入れられるようになり、今ではノッチバックを凌ぐ人気がある。一方で高級車市場ではトランクの容量が十分に大きいこともあってか、国産のハッチバックセダンは皆無であり、ステータス性・走行性能・キャビンの快適性に優れるノッチバックの独壇場となっている。またタクシーや教習車、パトカーといった業務用セダンでもノッチバックがほとんどである。俗に「ノッチバックセダンは自動車の基本形である」という主張がされることがあるが、教習車での採用が多いことがその裏付けの一つとして語られやすい。また趣味性の強いクーペでも、ハッチバックはほとんど見られなくなった。
2.5ボックスなどともいわれる、リアデッキ(トランクスペース上面)、ならびに[[オーバーハング (自動車用語)|リアオーバーハング]]が極端に短いものを、「セミノッチバック」(または「ショートノッチバック」)が、近年はほと
[[画像:1998 Daihatsu Opti 01.jpg|thumb|240px|right|[[軽自動車]]におけるトランク付([[ハードトップ]])セミノッチバックセダンの例:2代目[[ダイハツ・オプティ]]]]▼
[[画像:Toyota Prius (13).JPG|thumb|240px|right|バックドアを持つセダンながら明確なノッチが見当たらないワンモーションフォルムの例:[[トヨタ・プリウス#4代目 ZVW5#(2015年 - )|4代目トヨタ・プリウス]]]]▼
▲2.5ボックスなどともいわれる、リアデッキ(トランクスペース上面)、ならびに[[オーバーハング (自動車用語)|リアオーバーハング]]が極端に短いものを、「セミノッチバック」(または「ショートノッチバック」)と呼ぶ場合もある。
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== ノッチバック車(クーペ)の例 ==
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