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M0kd (会話 | 投稿記録)
残丘はそこが準平原かどうかということは関係なく、侵食にとりのこされたものを指します。例に筑波山が挙げられていますが、残丘が準平原上に存在する地形だとすると、関東平野が準平原ということになってしまいます。しかしそのようには日本の地形学界にはありません。そのため、準平原や侵食輪廻に関する記述を削除しました。また浸食を侵食に改めました。
出典のある記述の合意なき除去を取り消します。「筑波山」云々については出典がありませんので、WP:Vに基づき「残丘の例」から筑波山を除去するのは誰でも可能です。
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[[ファイル:PaodeAcucar.JPG|thumb|right|300px|[[ポン・ヂ・アスーカル]]([[ブラジル]])]]
[[ファイル:Mulanje.jpg|thumb|right|250px|[[ムランジェ山]]([[マラウイ]])]]
'''残丘'''(ざんきゅう)は、[[地形輪廻#準平原|準平原]]の中に存在する孤立した[[丘]]のことを指す。一般に、そこの地質だけが周囲よりも岩盤がいなど侵食抵抗性が高いために、[[風化断層]]運動や[[食]]の結果によって侵食から取り残されたものである<ref name="日下 残丘">『図解 日本地形用語辞典 増訂版』、日下哉・編著、東洋出版、2002、2007、ISBN 978-4-88595-719-2、p106「残丘」</ref>
 
[[累層]]が順序良く重なる地帯では、長期的な[[削剝地形輪廻]]のような浸食を受けても、取り分けて目立った残丘は発生しにくい。逆に、断層運動などの[[地殻変動]]で累層が切断されたり折り曲げられたりした地帯では、場所によって食の度合いが異なるために残丘が発生しやすい。
 
日本では[[早池峰山]]([[岩手県]])がその典型とされているほか、北米では[[ニューハンプシャー州]]南部にあるモナドノック山([[:en:Mount Monadnock|Mount Monadnock]])が典型であるために残丘のことをモナドノック([[英語|英]]:monadnock)ともいう<ref>『図解 日本地形用語辞典 増訂版』、name="日下哉・編著、東洋出版、2002、2007、ISBN 978-4-88595-719-2、p106「残丘」<"/ref><ref name="Raymo">Raymo, Chet and Maureen E.(1989) ''Written in Stone: A Geologic History of the Northeastern United States.'' Globe Pequot, Chester, Connecticut.</ref>。
 
== 様々な呼称 ==
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== 堅牢残丘 ==
地層を構成する岩石類の性質に地域差があり、柔らかく食されやすい[[石灰岩]]などからなる周囲地形に対して、花崗岩などの食されにくいところが残って小高い丘となったもの。こうして形成された残丘を堅牢残丘(けんろうざんきゅう)という。
 
== 遠隔残丘 ==
[[分水界]]にある地点は、河川や氷河の食作用を受けにくく、年月を経て周囲の食が進んでも高いまま取り残される。こうして形成された残丘を遠隔残丘(えんかくざんきゅう)という。
 
== 残丘の例 ==