「クロード・ジョセフ・ヴェルネ」の版間の差分

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[[File:Entrance to the Port of Palermo by Moonlight, 1769.PNG|left|thumb|250px|『[[パレルモ]]港の入り口、月夜』[[1769年]]、[[エルミタージュ美術館]]所蔵]]
[[File:Joseph Vernet - Shepherd in the Alps - WGA24738.jpg|right|thumb|200px|『[[アルプスの羊飼いの娘]]』[[1763年]]、[[トゥール美術館]]所蔵]]
「まったく驚嘆すべき画家」として、[[ジャン・シメオン・シャルダン]]とともに[[ドゥニ・ディドロ]]から「絵画の魔術」と称えられた<ref name="『絵画と受容』(2014) p.171"> 『絵画と受容』(2014) p.171</ref>。[[18世紀]]の批評においてヴェルネはしばしば[[クロード・ロラン]]と比較された<ref name="『絵画と受容』(2014) p.171"/>。ディドロはロランをただの風景画家と評したが、ヴェルネについては歴史画家であると評している。これは、連作『[[フランスの港]]』の各絵にみられるように、地方独特の風俗をヴェルネが多様に表現したことによるものである<ref name="『絵画と受容』(2014) p.171"/>。
 
[[1763年]]、{{仮リンク|ジョフラン夫人|fr|Marie-Thérèse Rodet Geoffrin}}の求めに応じて、{{仮リンク|ジャン=フランソワ・マルモンテル|fr|Jean-François Marmontel}}の牧歌的な物語を主題とした『[[アルプスの羊飼いの娘]]』を描いたが、この作品はサロン展において「自らの進むべき道を逸脱した」とディドロから批判を受けた。ヴェルネはあくまで歴史画家であり、[[パストラル]]などには手を出すべきではないと考えられたのである。
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{{commonscat|Joseph Vernet}}
* {{Cite journal|和書|journal=[[青山学院女子短期大学]]総合文化研究所年報|title=ヴェルネとディドロ : 18世紀中葉のフランス風景画についての小考|volume=|issue=4巻|pages=161-180|author=[[大野芳材]]|publisher=|date=1996-12|id=|url=https://www.agulin.aoyama.ac.jp/mmd/library01/BD90030067/Body/n04u0161_180.html|ref={{sfnRef|大野|1996}}}}
* {{Cite journal|和書|journal=[[駒大学]]文化|title=ジョゼフ・ヴェルネの連作「フランスの港」について|volume=|issue=18号|pages=39-62|author=矢野陽子|publisher=|date=1998-03|id=|url=http://repo.komazawa-u.ac.jp/opac/repository/all/15430/KJ00005100066.pdf|ref={{sfnRef|矢野|1998}}}}
*{{Cite book|和書|author=[[田中久美子]]、[[望月典子]]、[[栗田秀法]]、[[小針由紀隆]]、[[大野芳材]]、[[船岡美穂子]]、[[吉田朋子]]、[[伊藤巳令]]、[[矢野陽子]]||date=2014年|title=フランス近世美術叢書II「絵画と受容」――クーザンからダヴィッドへ|publisher=[[ありな書房]]|isbn=978-4-7566-1432-2|ref=『絵画と受容』}}
 
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[[Category:18世紀フランスの画家]]