「クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦」の版間の差分

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== 概要 ==
映画シリーズで唯一併映作品付きで上映された作品。テーマが温泉になったのは監督の原が原作者の臼井と打ち合わせに使ったのが[[健康ランド]]で、ノリで決めてしまったという<ref>公開時のパンフレットより</ref>。
映画シリーズで唯一併映作品付きで上映された作品。ゲスト声優に大御所俳優を起用したのはこれが初めてであり、[[丹波哲郎]]を起用した。丹波は別録りではなく声優陣らと共に収録に臨んだといい、[[矢島晶子]]は現場での丹波が自分で自身の演技にOKを出していた事が印象的だったと、25周年時のインタビューにおいて語っている<ref>[https://v-storage.bnarts.jp/talk/interview/77269/ 『しんちゃん通信』 スペシャルインタビュー「野原しんのすけ役 矢島晶子」]</ref>。また、今までのゲスト声優の役は、物語に直接関わらなかったが、今作の丹波(温泉の精)は物語の[[キーパーソン]]である。
 
映画シリーズで唯一併映作品付きで上映された作品。ゲスト声優に大御所俳優を起用したのはこれが初めてであり、[[丹波哲郎]]を起用した。丹波を起用した切掛本編中に登場する組織が『温泉Gメン』だった事から『[[Gメン'75]]』<ref>クライマックスに丹波が登場した際にしんのすけが触れている。</ref>で知られる丹波の起用が持ち上がったという。丹波はオファーを受けた際、自身のキャリアにおいて声優経験が皆無だった事から複雑な思いがあったとしながらも<ref>公開時のパンフレットより</ref>、別録りではなく声優陣らと共に収録に臨んだといい、[[矢島晶子]]は現場での丹波が自分で自身の演技にOKを出していた事が印象的だったと、25周年時のインタビューにおいて語っている<ref>[https://v-storage.bnarts.jp/talk/interview/77269/ 『しんちゃん通信』 スペシャルインタビュー「野原しんのすけ役 矢島晶子」]</ref>。また、今までのゲスト声優の役は、物語に直接関わらなかったが、今作の丹波(温泉の精)は物語の[[キーパーソン]]であるが、これはオファーを受けた丹波サイドは『その映画に俺が必要なら出よう』と返答した為、原が執筆中のコンテを改変して丹波を重要人物に沿えたという<ref>公開時のパンフレットより</ref>
 
[[予告編]]においては、野原一家が口論し、離散して別々に旅に出る「'''野原一家離散'''」という深刻なエピソードが流されたが、本編にはそのような展開はなかった(野原一家が別々の旅に出るのは『[[クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード]]』で見られる)<ref>ただし、ひろしとみさえの夫婦喧嘩のシーンはある。</ref>。
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2020年現在では歴代の劇場版の中で興行収入が最も低く、初めて10億円を切った作品となってしまっている。
 
劇中、巨大ロボットの出現シーン、[[自衛隊]]戦車の登場シーンでは[[伊福部昭]]による『[[ゴジラ]]』シリーズの楽曲(ゴジラメインテーマ、怪獣大戦争マーチ)が使われた。原によると怪獣映画のネタをやる際にサントラCDを聴いた所、本物を使いたくなってしまったとのこと。使用許諾を出した所、伊福部サイドからは『好きな様に使っていい』と言われたという<ref>公開時のパンフレットより</ref>。また、アクションシーンだが、ある程度は意識されているものの前作のようなリアリティは追求されておらず、巨大ロボットの登場や対決などフィクション重視となっており、全体的には軟化している。ただし、政府や自衛隊が物語に直接関与するなど、世界観においてはシリーズの中で最も現実世界の要素が取り入れられている作品である。
 
なお、本作は[[塩沢兼人]]演じる[[ぶりぶりざえもん]]が一瞬とはいえ台詞付で登場した最後の作品となった。