「大般若長光」の版間の差分

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==概要==
[[備前国]]([[岡山県]])の[[刀工]]・長光よって作られた[[太刀]]である。長光は、[[長船派]](おさふねは)の創始者として知られる刀工・[[光忠]]の子で、現存する作刀は比較的多い。「長光」二字銘のものを初代、「左近将監」の受領銘のあるものを二代とする見方もあるが、両者を同一人の作と見なし、一代限りと見るのがほぼ定説である。大般若長光は、「長光」二字銘である。[[鎌倉時代]]から[[南北朝時代 (日本)|南北朝時代]]の太刀は、磨上(すりあげ、刀剣用語で後世に寸法を縮めることを指す)が多いが、この太刀は制作当初の姿をよく残し、高低の差が大きく華やかな刃文が特色である。
 
大般若長光の名前の由来は、[[室町時代]]に他に類をみない[[銭 (曖昧さ回避)|銭]]六百貫{{refnest|group=注釈|銭600貫は、現在の6000万~9000万円にあたるとされている。}}という破格の代付(だいづけ)がなされたため、全六百巻ある経典の[[大般若経]](だいはんにゃきょう)に引き合わせて名付けられたとされる<ref name="ぶんかる">[https://www.bunka.go.jp/prmagazine/rensai/bunkazai/bunkazai_061.html 特別展「室町将軍―戦乱と美の足利十五代―」 - 文化庁広報誌 ぶんかる] 2020年3月4日閲覧</ref>。