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== 沿革 ==
1949年11月、[[全日本産業別労働組合会議]](産別会議)法規対策部に結集する自由法曹団の労農弁護士・学者・運動家が、産別会議解体の中で、労働者の権利擁護と労働組合運動の発展を願って労働判例の紹介、解説、検討を目的に創刊した雑誌『労働法律旬報』の刊行とともに労働法律旬報社は設立。以後、「良心的なジャーナリズムの一員として、出版物をとおして社会の進歩に寄与する」ことを社の基本として出版活動に取り組む。。『労働法律旬報』誌は、わが国でもっとも歴史と信頼のある労働法専門誌として活用され2018年8月現在第1918号を刊行。1961年、労働法律旬報社から「労働旬報社」に社名を変更し、63年株式会社として設立登記。「ROJUN」の略称も用いた。労働をはじめ、平和や人権、教育問題に関する単行本の企画にも力を入れ、69年には『どぶ川学級』、76年には弊社にとっては初めての著作集である『沼田稲次郎著作集』(全10巻)、78年にはテレビ・映画化され社会的に話題となった『教育は死なず』を刊行。79年には創立30周年記念出版として『労働法事典』、『資料労働法』刊行。1984年、文京区目白台に社屋を建設。1986年には法政大学大原社会問題研究所編『社会・労働運動大年表』を刊行。時代のニーズに応えるため保育・福祉分野にも出版領域を拡大し、87年には『保育幼児教育大系』、創立40周年の89年には『社会保障・社会福祉事典』刊行。91年からは一般読者への企画として「メッセージ21」シリーズの刊行を開始。また同時には、戦後労働裁判の集大成として全20巻に及ぶ『労働判例大系』を刊行。1997年、社名を現在の「旬報社」へ改め、生活・健康・福祉など、より人びとの生活に密着したジャンルの企画の開発に取り組み、96年自由法曹団編『くらしの法律相談ハンドブック』、97年NHK編『すこやかシルバー介護』シリーズ、98年生活実用書の「まんぼう」シリーズ、2000年「朝日カルチャー講座」シリーズを刊行。社会問題については、創立50周年の99年に大原社会問題研究所編『日本の労働組合100年』、05年には同研究所編『日本労働運動資料集成』(全14巻)を、01年には現代日本社会を分析する雑誌として『ポリティーク』の刊行を開始。また、現在の大きな課題である環境問題についても1992年刊行の『環境教育事典』をはじめ、2000年『大系環境・公害判例』(全9巻)、02年にはわが国初めての環境に関する総合的な資料集である『環境問題資料集成』(全15巻)を刊行し、08年には日本科学者会議編・日本環境学会協力による『環境事典』を刊行。2009年には創立60周年を迎え、『新版 社会保障・社会福祉判例大系(全4冊)』『特別支援教育大辞典』を刊行。そして旬報社60周年・大原社会問題研究所90周年企画として『社会労働大辞典』を刊行。2012年に刊行した『タマゾン川』は第60回第60回産経児童出版文化賞大賞を受賞。2013年からは日本ワークルール検定協会と協力し、ワークルール検定初級・中級のテキストならびに問題集の刊行を行う。2016年には第13回出版梓会新聞社学芸文化賞を受賞。2017年5月1日、[[東京都]][[文京区]][[目白台]]から[[東京都]][[新宿区]][[早稲田鶴巻町]]に移転。
1949年11月、[[全日本産業別労働組合会議]](産別会議)法規対策部に結集する自由法曹団の労農弁護士・学者・運動家が、産別会議解体の中で、労働者の権利擁護と労働組合運動の発展を願って労働判例の紹介、解説、検討を目的に創刊した雑誌『労働法律旬報』の刊行とともに労働法律旬報社は設立。以後、「良心的なジャーナリズムの一員として、出版物をとおして社会の進歩に寄与する」ことを社の基本として出版活動に取り組む。。『労働法律旬報』誌は、わが国でもっとも歴史と信頼のある労働法専門誌として活用され2018年8月現在第1918号を刊行。
 
 1961年、労働法律旬報社から「労働旬報社」に社名を変更し、63年株式会社として設立登記。「ROJUN」の略称も用いた。
 
 労働をはじめ、平和や人権、教育問題に関する単行本の企画にも力を入れ、69年には『どぶ川学級』、76年には弊社にとっては初めての著作集である『沼田稲次郎著作集』(全10巻)、78年にはテレビ・映画化され社会的に話題となった『教育は死なず』を刊行。79年には創立30周年記念出版として『労働法事典』、『資料労働法』刊行。
 
 1984年、文京区目白台に社屋を建設。
 
 1986年には法政大学大原社会問題研究所編『社会・労働運動大年表』を刊行。時代のニーズに応えるため保育・福祉分野にも出版領域を拡大し、87年には『保育幼児教育大系』、創立40周年の89年には『社会保障・社会福祉事典』刊行。91年からは一般読者への企画として「メッセージ21」シリーズの刊行を開始。また同時には、戦後労働裁判の集大成として全20巻に及ぶ『労働判例大系』を刊行。
 
 1997年、社名を現在の「旬報社」へ改め、生活・健康・福祉など、より人びとの生活に密着したジャンルの企画の開発に取り組み、96年自由法曹団編『くらしの法律相談ハンドブック』、97年NHK編『すこやかシルバー介護』シリーズ、98年生活実用書の「まんぼう」シリーズ、2000年「朝日カルチャー講座」シリーズを刊行。
 
 社会問題については、創立50周年の99年に大原社会問題研究所編『日本の労働組合100年』、05年には同研究所編『日本労働運動資料集成』(全14巻)を、01年には現代日本社会を分析する雑誌として『ポリティーク』の刊行を開始。
 
 また、現在の大きな課題である環境問題についても1992年刊行の『環境教育事典』をはじめ、2000年『大系環境・公害判例』(全9巻)、02年にはわが国初めての環境に関する総合的な資料集である『環境問題資料集成』(全15巻)を刊行し、08年には日本科学者会議編・日本環境学会協力による『環境事典』を刊行。
 
 2009年には創立60周年を迎え、『新版 社会保障・社会福祉判例大系(全4冊)』『特別支援教育大辞典』を刊行。そして旬報社60周年・大原社会問題研究所90周年企画として『社会労働大辞典』を刊行。
 
 2012年に刊行した『タマゾン川』は第60回第60回産経児童出版文化賞大賞を受賞。2013年からは日本ワークルール検定協会と協力し、ワークルール検定初級・中級のテキストならびに問題集の刊行を行う。
 
 2016年には第13回出版梓会新聞社学芸文化賞を受賞。
 
2017年5月1日、[[東京都]][[文京区]][[目白台]]2-14-13から[[東京都]][[新宿区]][[早稲田鶴巻町]]544 中川ビル 4階へ移転。
 
== 主な刊行物 ==