尋甸府(じんてんふ)は、中国にかつて存在した府。明代から清代にかけて、現在の雲南省尋甸回族イ族自治県一帯に設置された。
1383年(洪武16年)、明により仁徳府が仁徳軍民府に昇格した。同年のうちに仁徳軍民府は尋甸軍民府と改められた。1476年(成化12年)、尋甸軍民府は尋甸府と改称された[1]。安氏が土司として知府を世襲していたが、1478年(成化14年)に改土帰流により流官の統治するところとなった[2]。
1669年(康熙8年)、清により尋甸府は尋甸州に降格し、曲靖府に属した[3]。