削除された内容 追加された内容
WP:JPE#単位。スペーシングのほか単位にリンクを貼る。
62行目:
211系以降の近郊形としては一般的な、片側3扉を有する軽量[[オールステンレス車両|オールステンレス製車体]]であり、乗務員室部のみ[[炭素鋼|普通鋼]]製で、連結時に通行可能な[[貫通扉]]と[[幌#貫通幌|貫通幌]](幌受)を備える。前面窓は側面に回り込むパノラミック・ウィンドウで、運転席側上部に[[行先表示器]]、助士席側上部に種別表示器、[[前照灯]]は前面窓下部と貫通扉上部に計4個、[[尾灯]]は前面窓下左右に前照灯と一体化されて2個設置されている。
 
[[1990年代]]以降に導入されたJR他社車両のステンレス車は側板のビード([[プレス加工|ローラー加工]]の浮き出し線)が省略されているものが多いが、本系列は211系や311系と同じ本数のビードがる。なお、雨樋部は張り上げ屋根構造である。扉間の客室窓は1枚固定式であり、[[ピラー|窓柱]]は[[荷重]]を受けない構造として窓ガラスの内側に設け、車内仕様による窓割りの違いに対応している。[[戸袋]]窓・妻窓は設けられていない。連結面寄りの側窓は、非常時に上部が内側に折れて開けることのできる構造となっている。先頭部は白色に塗装され、前面から側面にかけJR東海の[[コーポレートカラー]]である[[オレンジ色]]の帯を巻いている。ただし、「[[セントラルライナー]]」用の8000番台は、有料ライナー列車であることを示すため、カラーリングを変えている。
 
用途や内装などの差により多様な番台区分があるが、車体の構造はいずれも同一である。開口が大きい扉間窓の上下内側前後方向に太い骨が通っており、吹寄(戸袋)部分に荷重が集中する構造となっている。側窓の天地寸法は950 [[ミリメートル|mm]]で、311系の870 mmより拡大された。また、ワンマン運転を考慮し、先頭車の運転台と隣接する側扉は、運転台側に210 mm寄せられている。側扉は、近郊形として一般的な13001,300 mm幅の両開きドアを片側3箇所に設けている。戸閉力弱め機構を有した[[空圧]]式である。
 
なお、客室内の[[騒音]]低減のため、床下には廃[[タイヤ|ゴムタイヤ]]破砕再用品である吸音材が詰められており、他社の新型車両と比較しても高水準の[[静粛性能|静粛性]]を有する。
 
==== 主電動機・制御装置・台車 ====