「フィジカルトレーニング」の版間の差分

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フィジカルトレーニングは[[海馬 (脳)|海馬]]の[[空間認識能力]]を開発し、また、[[シナプス|脳シナプス]]の柔軟性と[[ニューロン]]の生成能力を強化することによって[[脳]]の認識能力を高めると考えられている。付け加えると、体を動かすことは、さまざまな[[脳細胞]]の病気から脳を防御することにつながるとも見られており、[[痴呆]]症状の進行する危険性を減らすことが可能である。
 
有酸素運動は[[心臓]]の容量を上げることによって、[[筋力トレーニング]]などの無酸素運動は心筋の筋肥大を促し[[心室]]壁を厚くすることによってそれぞれ心臓の機能をアップさせる働きがある。しかし、2021年1月の[[ハーバード大学医学大学院|ハーバード大学医学部]]によると、より激しいトレーニング強度は、適度な運動と比較して寿命を延ばさない<ref>{{Cite web|title=Harder workout intensity may not increase your longevity|url=https://www.health.harvard.edu/staying-healthy/harder-workout-intensity-may-not-increase-your-longevity|website=Harvard Health|accessdate=2020-12-31|first=Harvard Health|last=Publishing}}</ref>
 
全ての人間が同じフィジカルトレーニングによって同じような効果を得ることはできない。トレーニングに対する個人の反応はさまざまである。たいていの人が中程度の効果があったと感じる有酸素運動においても、自分の酸素摂取量が二倍近くになったと感じる人もいれば、全然効果が無かったように感じる人もいる。同様に、ごく少数の人だけが常に長時間のウエイトトレーニングの後などに筋肉の大きな成長効果を実感できる。このトレーニングから得られる成長の遺伝的な違いは、エリート[[スポーツマン]]と一般人との心理学的な違いの鍵となる要素の一つと考えられる。