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その息子である第2代準男爵[[トマス・オズボーン (初代リーズ公)|サー・トマス・オズボーン]]<small>(1632–1712)</small>が一気に公爵まで昇進した人物である。彼も庶民院議員として政界入りし、[[1673年]]に[[チャールズ2世 (イングランド王)|チャールズ2世]]の重用により大蔵卿に任命され、[[1678年]]に議会から弾劾されて失脚するまで国政を主導した。議会内に与党勢力「宮廷派」を形成することに努めた人物として知られる。[[名誉革命]]にも尽力したため、革命後の国王[[ウィリアム3世 (イングランド王)|ウィリアム3世]]からも信任された{{sfn|松村赳|富田虎男|2000| p=186}}{{sfn|今井宏(編)|1990|p=246}}。その間、爵位を次々と与えられ、[[1673年]][[2月2日]]には[[スコットランド貴族]]爵位「'''パース州におけるダンブレーンのオズボーン子爵'''(Viscount Osburne, of Dunblane in the County of Perth)」、1673年[[8月15日]]には[[イングランド貴族]]爵位「'''ヨーク州におけるダンビーのラティマー子爵'''(Viscount Latimer, of Danby in the County of York)」と「'''ヨーク州におけるキヴァートンの第5代オズボーン男爵'''(Baron Osborne, of Kiveton in the County of York)」、[[1674年]][[6月27日]]には「'''ダンビー伯爵'''(Earl of Danby)」、[[1689年]][[4月9日]]には「'''カーマーゼン侯爵'''(Marquess of Carmarthen)」、そして[[1694年]][[3月20日]]に「'''リーズ公爵'''(Duke of Leeds)」に叙せられた<ref name="CP DL">{{Cite web2 |url=http://www.cracroftspeerage.co.uk/leeds1694.htm|title=Leeds, Duke of (E, 1694 - 1964)|accessdate= 2015-11-25 |author= Heraldic Media Limited |work=Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage |language= en }}</ref>。初代公の死後、これらの爵位は初代公の男系男子によって継承されていく。5代公[[フランシス・オズボーン (第5代リーズ公爵)|フランシス・オズボーン]]<small>(1751–1799)</small>は第一次[[ウィリアム・ピット (小ピット)|小ピット]]内閣において外務大臣(在職[[1783年]]-[[1791年]])を務めたことで知られる{{sfn|坂井秀夫|1982| p=71-112}}。
5代公の最初の妻である[[アメリア・オズボーン (カーマーゼン侯爵夫人)|アメリア・ダーシー]]は、{{仮リンク|議会召集令状|en|writ of summons}}によるイングランド貴族爵位(男子がない場合に他に同じ親の女子/女系がなければ女子/女系相続可能)である「'''[[ダーシー・ド・ネイス男爵|ネイスのダーシー女男爵]]'''(Baroness Darcy de Knayth)」と「'''{{仮リンク|コンヤーズ男爵|label=コンヤーズ女男爵|en|Baron Conyers}}'''(Baroness Conyers)」を継承していた。そのため、5代公とアメリアの間の子である6代公{{仮リンク|ジョージ・オズボーン (第6代リーズ公爵)|label=ジョージ・オズボーン|en|George Osborne, 6th Duke of Leeds}}<small>(1775–1838)</small>は、母の死後にこの2つの男爵位を継承した。さらに6代公の死後にはその長男である7代公{{仮リンク|フランシス・ダーシー＝オズボーン (第7代リーズ公爵)|label=フランシス・ダーシー＝オズボーン|en|Francis D'Arcy-Osborne, 7th Duke of Leeds}}<small>(1798–1859)</small>に継承されているが、7代公には子供がなく、7代公の死後、リーズ公爵位は5代公の次男初代[[ゴドルフィン男爵]]{{仮リンク|フランシス・オズボーン (初代ゴドルフィン男爵)|label=フランシス|en|Francis Osborne, 1st Baron Godolphin}}<small>(1777-1850)</small>の長男第2代ゴドルフィン男爵
その後、11代公まで8代公の直系で相続されたが、11代公{{仮リンク|ジョン・オズボーン (第11代リーズ公爵)|label=ジョン・オズボーン|en|John Osborne, 11th Duke of Leeds}}<small>(1901–1963)</small>には娘しかなかった。そのため彼の死後には初代ゴドルフィン男爵フランシスの三男{{仮リンク|シドニー・ゴドルフィン・オズボーン|en|Sydney Godolphin Osborne}}<small>(1808-1889)</small>の孫である{{仮リンク|ダーシー・オズボーン (第12代リーズ公爵)|label=ダーシー・オズボーン|en|D'Arcy Osborne, 12th Duke of Leeds}}<small>(1884–1964)</small>が12代リーズ公爵位を継承した。しかし彼も襲爵から1年たらずで子供無く死去した。他に継承資格者はなかったので、12代公の死をもってリーズ公爵位とすべての付随爵位が廃絶となった<ref name="CP DL"/>。
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*6代リーズ公'''{{仮リンク|ジョージ・オズボーン (第6代リーズ公爵)|label=ジョージ・ウィリアム・フレデリック・オズボーン|en|George Osborne, 6th Duke of Leeds}}''' <small>(1775–1838), 5代公の長男</small>
*7代リーズ公'''{{仮リンク|フランシス・ダーシー＝オズボーン (第7代リーズ公爵)|label=フランシス・ジョージ・ゴドルフィン・ダーシー・ダーシー＝オズボーン|en|Francis D'Arcy-Osborne, 7th Duke of Leeds}}''' <small>(1798–1859)、6代公の長男</small>
*8代リーズ公'''
*9代リーズ公'''{{仮リンク|ジョージ・オズボーン (第9代リーズ公爵)|label=ジョージ・ゴドルフィン・オズボーン|en|George Osborne, 9th Duke of Leeds}}''' <small>(1828–1895)、8代公の長男</small>
*10代リーズ公'''{{仮リンク|ジョージ・オズボーン (第10代リーズ公爵)|label=ジョージ・ゴドルフィン・オズボーン|en|George Osborne, 10th Duke of Leeds}}''' <small>(1862–1927)、9代公の次男</small>
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