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=== 雑誌「公的扶助研究」における福祉川柳事件 ===
1993年6月、福祉事務所で生活保護を担当するケースワーカー等で組織する「公的扶助研究全国連絡会」の機関誌『公的扶助研究』が、「第1回福祉川柳大賞」を企画し、福祉職員による福祉[[川柳]]を掲載した。
後にマス 朝日新聞天声人語は「これは川柳ではない。五七五で、悪口を言い、不満をぶちまけたもの」としたうえで、「抗議した人は、仕事上の緊張や不満を解消したかったのかも知れないと言いながら『良心的な人たちだと信じていたケースワーカーが、実はこんなことを考えていたとはショック』だと告白している。本音を言うか言わないか、それだけの問題だと考える人もいるかも知れない。しかし、いやな仕事だと思いながら福祉の事業に携わっている人ばかりではないだろう」と記している<ref>1993年6月16日、朝日新聞、天声人語</ref>。
しかし、前節にもあるように福祉職員の厳しい労働環境の問題もあり、朝日新聞はこうした問題には言及せず批判したことで福祉の現場を配慮していないという批判も受けた<ref name="大友信勝『福祉川柳事件の検証』筒井書房 2004"/><ref>久田恵『ニッポン貧困最前線―ケースワーカーと呼ばれる人々』文春文庫</ref>。
ちなみに、公的扶助研究全国連絡会は、事件後に団体名を「公的扶助研究会」に変えている<ref name="do"/>。
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