「絢爛たるグランドセーヌ」の版間の差分

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Faso (会話 | 投稿記録)
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: バレエの道を歩むことは、「たまたまバレエ講師の娘に産まれた自分が完璧な素質を持っていたから、運命だからやっているだけ」と発言していたが、奏らとの交流を通してその価値観にも変化が生じ始める。
: 奏と翔子にコンクール初挑戦のきっかけを作ったが、そのコンクールで決勝までのわずかな日数で奏や翔子に追いつかれ、翔子に敗北したショックから落ち込み、母の指導法への信頼が揺らいで母と喧嘩してレッスンにも出ていなかったが、その間に他の教室の体験レッスンを受けに回っており、自分に特に目をかけてもらえる母の指導が恵まれていたことに気づき母との精神的距離も適度な距離になってくる。奏に対しては当初見下したり敵意を向けたりしていたが、「カナ」と呼ぶようになりよきライバルとして意識しはじめ、人格的にも徐々に落ち着きが見られ始め、ダンスのスタイルもテクニックのみを重視する方向から変わってゆく。
: 小学生のうちに既にコンクールでバレエ奨学生を勝ち取り海外留学を決めるが、中学生になって早々挑んだ[[ニューヨーク]]での[[:en:Youth_America_Grand_Prix|YAGP]]本選でアンドレアの圧倒的な演技にペースを乱されて転倒し失敗してしまう。しかしその経験からコンクールを制覇する以外の目標を見いだし、ドイツへの留学へと旅立つ。留学先では意思疎通が思うようにいかず孤立するも、奏の話を聞いて一念発起し、徐々にクラスに溶け込んでゆくようになる。
; 藤田 絵麻(ふじた えま)
: 翔子と同じ歳で共に英会話スクールに通っている少女。一見やる気のなさげな態度のため翔子とはそりが合わない。中学1年生の時奏とオーディション会場で出会う。集中力に優れており、それがバレエのスキルにも活かされているが振りの覚えが早すぎるため地道な反復練習を嫌い、パの最後で気が抜ける悪癖がある。かつて「栗栖バレエスタジオ」に通っていたものの、公演前に怪我をしたことがきっかけで一時挫折し教室を去っていたが、その後別の教室に入り直してバレエを再開していた経緯がある。
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: かつて「栗栖バレエスタジオ」の「楽しく踊ろう」クラスにいた奏より幾分歳下の少年で、その当時に奏と一度出会っている。後に友人の暁人について「滝本伸子バレエスタジオ」に移籍。やや口の悪い面はあるがバレエには熱心で、早々にYAGPへと挑戦するが本番で腹具合を悪くして失敗してしまい予選敗退。弟がおり、決勝の舞台を彼に見せることを目標にしていた。負けん気が強く敗退後も上級者を見て研究する。
; 小早川 暁人(こばやかわ あきと)
: 亮の友人で奏より1つ歳上の少年。「滝本伸子バレエスタジオ」のボーイズクラスに在籍している。技術はそれなりにあるが素がポーカーフェイス気味なため、表情の演技が上手く出来できていない。YAGPへと挑戦し、本番でポーカーフェイスを修正できなかったが予選通過。本選では予選通過の喜びを胸に笑顔いっぱいで踊り、ニューヨーク本選への切符を手にする。
; 小和田(おわだ)
: 咲希と[[パ・ド・ドゥ]]を組む男性ダンサー。
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=== バレエ指導者 ===
; 滝本 伸子(たきもと のぶこ)/リュドミラ・ノブコ・タキモト
: 奏、翔子らが通うバレエ教室「滝本伸子バレエスタジオ」を主催する中年女性。厳しくも暖かい目で奏達を導く。梨沙の挫折には「自分が無理をさせすぎた」と悔いている。ロシア人のダンサーを父親にもち、かつては「リュドミラ(愛称はリューダ)」の名でフランスでバレエダンサーとして活動しており、元々「伸子」の名はミドルネーム。現在は故障のため踊ることはできなくなっている。ウジェーヌとは当時の知己の間柄だが彼の反対を押し切り日本に帰国して教室を開いていた経緯がある。アビゲイルとも旧知の仲だが、奏を彼女に預けることには一抹の不安を抱いており、「アビゲイルに託すよりはウジェーヌに託したい」という思いがある。
:指導者としては「体形や素質に難のある子でも門戸を閉ざさない」方針でコンクールの勝敗のみにはこだわらず将来を見据えた指導で実績を出しているが、同時に「お教室の限界」にも悩んでいる。
; 美和(みわ)