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二荷入りの水がめを買いたい主人公の吉公。しかし、この男は「黙っていた方が利口に見える」とまで言われるドジ。おかみさんに言われ、買い物上手と言う兄貴分の所へ協力を求めに訪れた。そんな吉公の頼みを、快く引き受けた兄貴分。だが、瀬戸物屋を訪れた彼が目をつけたのは何故か半分の一荷入りの水がめ。何度も文句を言いかける吉公を制し、兄貴分は一荷入りを買い求めて店を出てしまった。吉公が「俺の買いたいのは二荷入りの壷」と文句を言うと、兄貴分は任せておけと言い何故か瀬戸物屋へ引き返し始めた。
 
「実は手違いがあったんだよ。こいつの買いたかったのは二荷のかめなんだが、コイツが度忘れして半分の壷を買っちゃったんだ」と言う兄貴分。瀬戸物屋にさっきの一荷入りを元値の三円で下取りさせ、二荷入りを持って行こうとした。何か可笑しいと思い、慌てて呼び止める瀬戸物屋に対して兄貴分は「さっきの一荷入りを下取って三円、最初に渡した三円を足して六円」と言って店を出て行こうとする。また慌てて呼び止める瀬戸物屋、男は強引に同じ話を繰り返した。とうとうパニックに陥った瀬戸物屋は、[[算盤]]を持ってきてまで勘定をしようとするが、最後には混乱してしまい「一荷入りも持って行ってください」。兄貴分が「二つもいらないんだ」と言うと瀬戸物屋が「お金も返すから!」
 
[[category:落語の演目|つほさん]]