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== 概要 ==
'''“[[ボス]]”'''こと'''藤堂係長'''([[石原裕次郎]])を中心に、[[ニックネーム]]で呼び合う[[東京都]][[新宿区]]矢追町所在の[[警視庁]][[七曲署|七曲警察署]]([[刑事課|捜査第一課]]<ref>ある場面では刑事課と呼ばれていたこともある。なお、当時の現実の所轄署では「捜査課」の名称が一般的であったが、当時も現在も「捜査第一課」の名称は警察庁・警視庁の各本庁および各道府県警察本部の刑事部にのみ置かれている部署名であり、所轄署には存在しない。</ref>)捜査第一係<ref>捜査第一課を括弧書きしたのは、初期の第115話「一枚の名刺」の殿下の[[名刺]]と第446話「光る紙幣」の山さんの名刺には「捜査第一課」があった。しかし「捜査第一課長」は全く登場せず、後の第494話「ジプシー刑事登場!」のジプシーの辞令では「七曲警察署捜査一係」と、第662話「制服よさらば」の山さんの名刺では「七曲警察署捜査第一係」と「捜査第一課」が存在しなくなったことによる。</ref> の[[刑事]]たち<ref>[[地方公務員]]で[[東京都]]([[警視庁]])の[[警察官]]</ref> の活躍を描いたテレビドラマ。1972年のスタートから15年近くに亘って放送が続けられた長寿番組であり、現在では日本の刑事ドラマの代表格とも称される作品である。
 
それまでの刑事ドラマでは事件と犯人が中心に描かれており、レギュラーの刑事達(主に本庁の捜査一課所属)は[[狂言回し]]に過ぎなかった。しかし本作は、所轄署の捜査一係に勤務する刑事の一人一人にフルネームと性格設定を与え、「青春アクションドラマ」と銘打って刑事を主役にした物語を展開した。「'''走る'''」刑事ドラマ(大方の犯人が走って逃げるため、刑事も追走することが多い)としても有名で、[[勝野洋]](出演期間は2年)と[[宮内淳]](出演期間は約4年)のコンビが合わせて走った延距離は地球半周分とも言われる。
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'''野崎太郎(のざき たろう/長さん)'''
: 演 - [[下川辰平]](1話 - 520話<ref>10話、18話、31話 - 33話、36話、48話、49話は出演せず</ref>、562話、665話)
: [[富山県]]出身。1929年(昭和4年)生。[[巡査部長]]<ref name="捜査第一係の主任格">捜査第一係の主任格</ref> の長さん。[[交番]]勤務からの[[たたき上げ]]で、警官歴は藤堂よりも長い。山村同様、一係の主任格であるが、捜査会議などには山村にかわって出席するなど、山村より早い時期に一係へ赴任していたと思わせる節がある。
: そのためか、ジーパン編までは時折、山村が野崎に敬語を使っている場面がみられる。
: 作中において、藤堂を除く一係のメンバーの中で山村とタメ口で会話ができる唯一の人物でもある。
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: 妻と一女一男の4人で団地に暮らしており<ref>藤堂を含む、ベテラン5人の中では唯一の[[既婚者]]</ref>、一係メンバーの中では家庭でのエピソードが最も多い。その面倒見のいい人柄ゆえの人情味あふれる捜査が身上。
: 学生時代は[[ラグビー]]部に所属していたため、犯人との格闘では[[タックル]]を見舞う場面も多く見られた。
: 1982年(昭和57年)8月、岩城の殉職に際し、彼のような優秀な刑事を一人でも多く育てたいという思いから志願して[[警察学校]]の教官<ref>現実の巡査部長だと警察学校の助教(警部補である教官の下)である</ref> に転任する。
: なお、第322話「誤射」では、野崎が北署に居た時に誤射した過去があることが山村の口から語られるシーンが在り、北署勤務時代の野崎の姿が回想シーンとして登場するが、野崎が北署に居たのは早見が七曲署に着任する第1話よりも遙か前のことであるにもかかわらず、北署勤務時代の野崎の容姿は現在とほぼ変わらず、第1話の時点よりも年老いた姿をしている。
'''早見淳(はやみ じゅん/マカロニ)※'''
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: 東京都出身。1949年(昭和24年)生。殉職した早見の後任として一係に配属される。赴任前は七曲署管内の交番勤務だが、具体的な交番名などは明かされていない<ref>七曲署管内であるため、後任者である三上と同じく、捜査一係配属前から既に七曲署の所属。したがって、後任の三上とは直接の面識が無かったとしても組織上は七曲署警ら課(現在の地域課)の同僚だったことになる。</ref>。[[看護師|看護婦]]<!--時代背景を考慮し、「看護婦」としてあります-->の母親と実家で暮らしている。配属当日に[[無銭飲食]]で捕まり、[[留置場]]から初出勤した。[[空手道|空手]]の有段者で、それを武器に一張羅の[[ジーンズ|ジーパン]]姿で暴れまわる。
: 父親は[[派出所#警察|派出所]]勤務の制服警官<ref>ただし、一部ストーリーによれば七曲署捜査一係の刑事で、藤堂・野崎・山村とも同僚だったとする設定が存在する。</ref> だったが犯人に銃撃され死亡。その際、拳銃を携帯していなかったことが理由で殉職扱いにはならなかった。それ以来、彼自身も拳銃に対して[[コンプレックス]]を抱くようになる。一係配属後も頑なに拳銃携帯を拒否していたが、ある事件の捜査中、傍にいた伸子が銃撃され重傷を負ったことから、殺傷能力が低く、命中精度の高い拳銃を選択し携帯するようになった。
: のちに伸子と恋仲になり婚約するが、その矢先の1974年(昭和49年)8月、自分が身を挺して守った男に撃たれて殉職。今際の際のセリフ「何じゃ、こりゃあ! 死にたくねぇよ、何で死ぬんだよ、俺……」は語り草になる程有名だが、台本には存在しない松田の[[アドリブ]]だったという<ref>【男が惚れる 優作ファッションの秘密】ジーパン刑事の「殉職シーン」は上下白のジーパンスタイル セリフはすべてアドリブだった [https://www.zakzak.co.jp/ent/news/191112/enn1911120001-n1.html 1/2][https://www.zakzak.co.jp/ent/news/191112/enn1911120001-n2.html 2/2] 夕刊フジ2019年11月12日</ref>。
: 本作に登場した歴代殉職刑事の中では最初に凶弾に倒れて殉職した刑事である。
'''三上順(みかみ じゅん/テキサス)●'''
: 演 - [[勝野洋]](112話 - 216話)
: 熊本県出身。1949年(昭和24年)生。殉職した柴田の後任として矢追町派出所から捜査一係に転属<ref>七曲署の派出所であるため、前任者である柴田と同じく、捜査一係配属前から既に七曲署の所属。したがって、前任の柴田とは直接の面識が無かったとしても組織上は七曲署警ら課(現在の地域課)の同僚だったことになる。</ref> となる。ニックネームの由来は、犯人をおびき出すため、目立つように[[テンガロンハット]]をかぶった姿がテキサスのカウボーイのように見えたことから。
: 九州男児らしい一本気な性格で、正義感が強く、拳銃は[[左利き]]。[[柔道]]四段で、空手を心得た殺し屋や凶悪犯と単身対決することも多かった。また純粋で心優しい一面もあり、その優しさは警察犬など動物相手にも通じるほどだった。
: 七曲署での功績が認められ本庁に[[人事異動|栄転]]が決まるが、その直後の1976年(昭和51年)9月、正義感ゆえの焦りから単身で拳銃密造グループの取引現場に乗り込んでしまい、激しい銃撃戦の末に若い命を散らす。
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'''原昌之(はら まさゆき/ジプシー)'''
: 演 - [[三田村邦彦]](494話 - 545話、593話)
: 東京都出身。1956年(昭和31年)生。病死した滝の後任として[[三田警察署 (東京都)|三田署]]<ref>[[三田警察署 (東京都)|三田署]]は実在する警察署である。ただし、名称は演じる[[三田村邦彦|'''三田'''村邦彦]]の苗字の一部を由来とする。</ref> から七曲署捜査一係に配属される。
: 一匹狼的な性格のために行く先々で疎まれ、所轄署を渡り歩くことから[[ジプシー]]というニックネームに。警察学校40期生。
: 独自の行動哲学を持ち、[[内臓逆位|右胸心]]という特異体質と、発砲音で使用銃を特定出来る特技の持ち主。その[[クール]]さの裏には、幼い頃の悲しい思い出を心の奥底にしまい、これ以上の凶悪犯罪が起こらぬようにという願いが隠されていた。
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: 演 - [[世良公則]](521話 - 597話)
: 1955年(昭和30年)6月生まれ<ref>第521話の初登場時に西條から免許証の提出を求められた際、免許証に「昭和30年6月」の記載がある。</ref>。殉職した岩城の後任として大神島署から七曲署捜査一係に配属される。[[ハンフリー・ボガート]]に心酔し、自らボギーと呼んでほしいと頼み込むが、藤堂からは[[ゴルフ#1ホール|ゴルフのボギー]]だと釘をさされ、西條からは「イチ」または「いっちゃん」と呼ばれていた<ref>由来は自身の免許証にあったデータ上の通名が「ハルヒヘイチ」(春日部一の読み違い)にされていたことから。第521話「ボギー刑事登場!」で確認できる。愛車・ルノーのナンバーは「品川55 へ…1」である旨が劇中で確認できるほか、後年発刊されたスターツブックスのパーソナルデータにも記載されている(なお、「へ」は実際のナンバープレートでは使用されない。)。</ref>。
: 春日部の免許証の氏名の読みはコンピュータによる読み違い<ref>当時の運転免許証には片仮名表記が併記されていたが、コンピュータ性能の関係上漢字一字に対しては一つの読み方しか充てることができなかったため、実際の読み方とは違う片仮名表記が充てられるケースが多かった。</ref> で「ハルヒヘイチ」となっている。車のナンバープレートは「品川55 '''へ…1'''」となっており、「'''ヘイチ'''」と読めるようになっているという制作スタッフの遊び心が演出されている。
: [[猪突猛進]]の熱血漢で情にもろく、また赴任早々、西條が自分より先輩、原が同期、竹本が後輩だと分かった途端にそれぞれに対する態度が一変してしまうなど単純で[[体育会系]]な面も併せ持つ。
: いざという時の為に[[警察無線]]の受信機を搭載した<ref>当時の警察無線は[[超短波]]の[[周波数変調]]だったため、市販の受信機で傍受することができた。デジタル化されたのは[[1980年代]]後半</ref> 自家用車[[ルノー・16|ルノー16]]で捜査活動を行う<ref>596話で中破。</ref>。
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'''井川利三(いがわ としぞう/トシさん)'''
: 演 - [[地井武男]](526話 - 最終話)
: 1943年(昭和18年)生。殉職した石塚の後任として河南署から一係に配属される。ベテランの巡査部長<ref> name="捜査第一係の主任格<"/ref>。
: 若手刑事のような派手さはないが、捜査に対する執念は人一倍で、そのことから食らいついたら離さない[[スッポン]]のトシさんの異名を持つ。またかなりの酒豪であることから[[うわばみ]]のトシさんとも。
: [[台北]]生まれで、戦後日本へ引き揚げて来た(その際の混乱で妹が栄養失調のため幼くして死亡)。亡くなった父親も警察官。
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:東京都出身。1956年(昭和31年)生。初登場時は七曲署交通課婦警。ある事件を機に時折一係の捜査に協力するようになるが、当初はじゃじゃ馬的な存在で一係の刑事たちと衝突することも多かった<ref>特に衝突が多かったのは石塚、田口、岩城で、時にはベテランの野崎や藤堂に対しても食って掛かったことがある。</ref>。しかし次第に息の合った連携捜査が見られるようになり、助っ人として欠かせぬ存在になっていく。
:1980年、岩城創と結婚し双子を儲けるが、その2年後に創はカナダで殉職。以後は残された2人の子供を抱え、失意の日々を送っていた。
:転勤した原の後任であった女性刑事が1係に来て2日で辞職した<ref>刑事は捜査専務員であり、その前に制服警察官としての勤務歴があったはず</ref> のを機に、夫が生涯を捧げた仕事を理解したいという思いもあって一係転属を志願し、1983年(昭和58年)3月に配属となる。
: 一係入りするにあたって2児の母親であることから[[母|マミー]]というニックネームを拝名。その名のとおり[[お母さん|女性]]ならではの優しさや心配り、厳しさを併せ持つ。また車の運転技術に長けており、[[モータースポーツライセンス#ライセンスの種類|A級ライセンス]]を保持する。
'''澤村誠(さわむら まこと/ブルース)'''
: 演 - [[又野誠治]](562話 - 最終話)
: [[神奈川県]]出身。1959年(昭和34年)生。退職した松原直子と入れ替わりに、警察学校より配属<ref>現実の警察人事では、卒配でまず最初に所轄署地域課の交番(派出所)ないし駐在所勤務からスタートする。稀に交通課などへ配置される者は居るが、新人警察官が交番勤務などの現場経験も無しに警察学校の卒業と同時にいきなり刑事として配属されることは在り得ない。</ref><ref>ただし、初登場時に同時に登場した野崎によると、澤村は警察学校を卒業後、七曲署に配属される前に別の部署に一旦配属されていたことを匂わせる発言をしている。そのほか、刑事になる前に西署管内の交番で実習をしていることが最終話の令子のセリフで明らかになっている。</ref>。同校へ転任した野崎の教え子である。
: 父親が[[ピアニスト]]だった影響で[[ブルース]]をこよなく愛することから「ブルース」のニックネームが付いた<ref>しかし、[https://www.daily.co.jp/gossip/flash/20130914334.shtml デイリースポーツの記事] によると、「ブルース」の由来は「'''ブルース・リーに似ているとして名づけられた'''」との記述がある。</ref>。
: 着任前に学生結婚していた[[結婚|既婚者]]。
: かつての柴田を思わせる野性味ある風貌とシャープな肉体が身上で[[ボクシング]]を得意とする。
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'''橘兵庫(たちばな ひょうご/警部)'''
: 演 - [[渡哲也]](706話 - 最終話)
: [[兵庫県]]出身。1941年(昭和16年)生。国立大学卒業後、警視庁入庁。藤堂の城北署時代の後輩。病気療養中の藤堂が復帰するまでの間、係長代理として警視庁捜査一課<ref>捜査第一課の係長</ref> から臨時に着任。階級もニックネームも[[警部]]で、部下から「警部」と呼ばれると「はい」と返事する(過去に[[西部警察]]で渡が演じた大門圭介を踏襲したもの)。
: 性格は質実剛健、不言実行型。デスクワークに拘ることなく積極的に現場に出る姿が初期の藤堂を思わせた。
: 彼もまた部下をニックネームで呼ぶことがなかった(但し井川の事は「トシさん」と呼んでいた)が、最終回において瀕死の重傷を負った澤村に「ブルース!」と呼びかけた<ref>井川との会話の中でも「ブルース」と言っていた。</ref>。
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**[[チバテレ]]が2011年4月からかつての本放送時間である金曜20:00 - 20:55でボン殉職まで放送
**[[とちぎテレビ]]が2011年10月から土曜18:00 - 19:55、2012年4月から日曜22:00 - 22:55、10月から日曜12:00 - 12:55、2016年4月から日曜21:15 - 22:10でボン単独編まで放送
**[[テレビ埼玉]]が2012年10月から水曜19:00 - 19:55、2016年7月から木曜20:00 - 20:55でテキサス殉職まで放送
**[[三重テレビ]]が2013年10月から木曜20:50 - 21:45、2015年4月から金曜15:30 - 16:40でジーパン殉職まで放送
**[[ぎふチャン]]が2014年4月から金曜19:00 - 19:54でジーパン殉職まで放送
**[[サンテレビ]]が2020年4月<ref>この30年ほど前にも放送の実績がある(要追記)。</ref> から日曜11:30 - 12:25で放送
*[[ファミリー劇場]]の放送時間は変遷を重ね<ref>かつての本放送時間の金曜20:00 - 20:55であったこともある。</ref>、2019年12月まで放送していた。
*[[日テレプラス]]でも2015年12月まで放送していた。
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:後年の資料には警部補と記されているが、劇中のセリフ<ref>第665話「殉職刑事たちよ、やすらかに」で「藤堂警部」と呼称。</ref>、関連書籍の記述<ref>「終了10周年記念写真集 極彩の記憶」</ref> などから警部ではないかと思われる理由がいくつか存在する。ただし、現実では所轄署係長の階級は基本的に警部補である。
;山村精一(山さん)
:一般的には藤堂と同じく警部補とする説明がほとんどで、裏付けとなるセリフ、劇中でも「山村警部補」と記載された新聞記事も登場する<ref>第521話「ボギー刑事登場!」で、ボスが「山村警部補」と紹介している。</ref> <ref>第665話「殉職刑事たちよ、安らかに」で「山村警部補」の見出しが載った新聞記事が登場</ref> が、劇中降格処分を受けたエピソードがいくつか存在するにもかかわらず、再昇格したことを示す描写が全くないまま警部補に戻っているケースがほとんどである。
:一部に警部から降格して警部補、という説明もあるが、この場合は上司である藤堂との整合性がとれない。
;石塚誠(ゴリさん)
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== 美術など ==
=== BGM ===
*テーマ音楽は元[[スパイダース]]の[[大野克夫]]の作曲。演奏は大野も参加した[[井上堯之バンド]]であるが、初期は井上バンドの前身であり、萩原健一もヴォーカリストとして参加していた[[PYG]]。井上バンド解散後は、フリーウェイズを経て、<ref>五代登場から西條登場までの間に井上バンドが解散しており、西條の登場に伴うBGMの追加をフリーウェイズが担当。(ただし、フリーウェイズの表記はオープニングでは最終回までクレジットされなかった)竹本の登場に伴うBGMの追加以降は大野バンドが担当した。</ref> 大野が率いる[[大野克夫バンド]]に受け継がれた。五代が退職する475話まではオープニングでの演奏のクレジットは井上堯之バンド(既にこの時期には解散していた)のみだったが、竹本が登場する476話からは大野克夫バンドと井上堯之バンドの併記に変更された。
*大野を起用するように進言したのは、PYGで大野とバンドを組んでいた萩原健一。初期は音源が少ないため、青春シリーズや『[[東京バイパス指令]]』から流用していた。他にも国際放映制作の他局のドラマからも相互にBGMやブリッジを流用していた。
*1972年6月23日に行われた第1回録音分のセッションでは、その後俳優として活動した[[岸部一徳]](当時・岸部修三)がベースギターを担当、この後テキサス刑事登場までの音楽は岸部がベースを弾いている。[[ドラムス]]を担当したのは[[原田裕臣]]、[[サックス]]と[[フルート]]は[[市原宏祐]]。この最初のレコーディングセッションでは演奏メンバーの人数が足りず、岡田晋吉プロデューサーの上司で、初期のチーフプロデューサーでもある津田昭(元[[ジャズ]]・ミュージシャンで当時は日本テレビ芸能局長、後に[[日本テレビエンタープライズ]]初代社長に就任)が[[マリンバ]]と[[ビブラフォン]]の演奏で参加している。レコード用のステレオ音源には、新アレンジで録音されたもののほか本篇用のマルチトラック音源をステレオにミックスした音源が用意された。視聴者プレゼントとして制作された『一周年記念主題曲集』([[ポリドール・レコード|ポリドール]] DI-1216)に対する反響がきっかけとなり、百回放映記念盤としてシングルリリースされることが決定した。当初は[[東宝レコード]]とポリドールが併売し、東宝盤では第一弾シングル盤<ref>AT-1066。同レーベル発売分では本盤に収録された「太陽にほえろ!のテーマ」「追跡のテーマ」「青春のテーマ」「愛のテーマ」以上4曲のみオリジナルサウンドトラック。</ref> に収録された4曲以外はアルバム・シングル盤ともに独自制作のカバー音源で補われた。以降はポリドールのみの発売となる。83年の年末企画として計画された3枚組ベストアルバムについて、既に他社などでレコード企画に携わっていた高島幹雄からの提案を契機としてモノラル音源の商品化<ref>「太陽にほえろ! ORIGINAL SOUNDTRACK COLLECTION 1972-1983」(50MX3097/9)</ref> が実現、後の[[ミュージックファイルシリーズ]]の原型となった。
690行目:
{{未検証|section=1|date=2009年6月}}
人気作品であるだけに、[[オマージュ]]や[[パロディ]]も多い。以下はその例である。
*『[[大都会 闘いの日々]]』(日本テレビ)第4話「協力者」<ref>松田優作がゲスト出演</ref> で、丸山刑事([[高品格]])が目撃者の証言として「午後8時3分、ちょうどテレビの『太陽にほえろ!』が始まった時間」と報告する。
*『[[大追跡 (テレビドラマ)|大追跡]]』(日本テレビ)第14話「大逆転」で、矢吹刑事(沖雅也)が女優の清水美和([[テレサ野田]])宅で『太陽にほえろ!』の台本を見つけ、それをめくりながら「スコッチ刑事って最高でしたよね」と上機嫌で話し掛けると美和は「私はジーパンが好き」と答え、矢吹が落胆の表情を浮かべる。
*『[[探偵物語]]』(日本テレビ)第24話「ダイヤモンド・パニック」で、工藤探偵(松田優作)が、調査に協力させた組員3人組に「ゴリ・殿下・ロッキー、出動だ!行けー!!」と叫ぶシーンがある。このシーンが撮影されたのは「ジーパン刑事」としてたびたび疾走した西新宿の高層ビル群の中であった。
1,035行目:
{{日本テレビ金曜8時枠の連続ドラマ}}
{{石原裕次郎}}
 
{{デフォルトソート:たいようにほえろ}}
[[Category:太陽にほえろ!|*]]