「南満洲鉄道ミカニ型蒸気機関車」の版間の差分

撫順炭鉱と[[大連市|大連]]から重い貨物列車を運ぶための強力な機関車の必要性を満たすために、南満州鉄道は1924年に[[スケネクタディ (ニューヨーク州)|ニューヨークスケネクタディ]]の[[アメリカン・ロコモティブ|アメリカ機関車会社]]に最初の5両のミカニ型の機関車を注文した。 過熱式3気筒機関車の完成後<ref name="photocoll">Ichihara, Yoshizumi, 写真集南満洲鉄道 (South Manchuria Railway Photo Collection) pp. 64-65, 1998 Seibundo Shinkosha Publishing Co. Ltd. (in Japanese)</ref>広範な性能試験が行われ、その結果は鉄道業界からかなりの注目を集めた。ホイール直径わずか{{Convert|1,370|mm|abbr=on}} で{{Convert|101.4|km/h|abbr=on}}の最高速度に達した <ref>[http://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/infolib/user_contents/kiyo/111C0000001-60.pdf 鉄道車輌用ころがり軸受と台車の戦前･戦後史 (History of Roller Bearings and Trucks for Rolling Stock; in Japanese; p. 40)]</ref> 。この機関車はすぐに成功し、1926年に南満州鉄道の沙河口工場でコピーの生産が始まった。この機関車は南満州鉄道の{{Convert|100|t|abbr=on}}を超えるの最初の機関車であり、最初の自動ストーカー搭載機関車であった。この機関車の性能は優れていたが、3気筒構成の複雑さにより、代わりに2-10-2配置の過熱式機関車の設計が検討された。 しかし、この計画は放棄され、代わりにさらに多くのミカニが製造された。 [[クランクシャフト]]の破損に関する多くの事件の後、この機関車の後継機種として1933年にミカシ型が設計された <ref>[http://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/infolib/user_contents/kiyo/111C0000001-62.pdf 鉄道車輌用ころがり軸受と台車の戦前･戦後史 (History of Roller Bearings and Trucks for Rolling Stock; in Japanese; p. 110)]</ref>。