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== 概要 ==
防衛省の防衛政策や、政府の近隣諸国への認識を理解把握できる一次資料である。

[[1970年]](昭和45年)10月に第1回が発行され、[[1976年]](昭和51年)の第2回以降毎年発行されている。
 
日本の防衛の根幹となる[[日米関係]]、近隣諸国(主に[[大韓民国|韓国]]、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]、[[中華人民共和国|中国]]、[[ロシア]])などの軍事動向、[[自衛隊海外派遣]]など[[自衛隊]]の国内外の活動や隊員の声を記載したコラム、防衛政策の提言などを主に行っている。
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なお、1970年(昭和45年)及び1976年(昭和51年)以降に刊行された白書は防衛省のウェブサイトでも公開されている。ただし、[[著作権]]上の理由から、通信社・新聞社提供の写真は、書籍のみの掲載となっている。
 
2019年(令和元年)度防衛白書では、[[山本朋広]]防衛副大臣の発案により、同年度防衛白書の[[読書感想文]]コンクールが実施された<ref name=":0">{{Cite tweet|number=1191279234926309376|user=ty_polepole|title=〒162-8801 東京都新宿区市谷本村町5-1 防衛省副大臣室「防衛白書感想文係」 資格:防衛に関心のある者 枚数:400字詰め原稿用紙5枚程度・縦書・題名 別紙に住所・氏名・職業・年齢・℡番号 締切:令和原燃12月31日(消印有効)入選発表:令和2年2月下旬 表彰:名誉※非公式だよ!|accessdate=2020-2-5|author=山本ともひろ|date=2019-11-4}}</ref>。当初は山本副大臣の非公式企画(表彰のみ)であったが、[[河野太郎]]防衛大臣の許可により、防衛省公式企画として実施された<ref name=":0" /><ref>{{Cite tweet|number=1192718492006408193|user=ty_polepole|title=防衛白書感想文企画ですが、好意的な反響が多々見られたので、河野大臣にご相談し、許可を頂いたので、非公式な企画から正式な企画へと昇格させることにしました。詳細は、近々公式に発表しますが、志をお持ちの方は、先ずは防衛白書の読了を目指して頑張って下さい。|accessdate=2020-2-5|author=山本ともひろ|date=2019-11-8}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.mod.go.jp/j/publication/wp/impression/index.html|title=令和元年版防衛白書感想文コンクール|accessdate=2020-2-5|publisher=防衛省|archiveurl=https://web.archive.org/web/20200205074613/https://www.mod.go.jp/j/publication/wp/impression/index.html|archivedate=2020-2-5}}</ref>。受賞者には[[富士総合火力演習]]・[[自衛隊音楽まつり]]のチケットや、最優秀賞受賞者には防衛副大臣の[[チャレンジコイン]]等が進呈されるという。
 
2020年(令和2年)度では、「北朝鮮は、極めて速いスピードで弾道ミサイル開発を継続的に進めてきており、わが国を射程に収めるノドンやスカッドERといった弾道ミサイルに核兵器を搭載してわが国を攻撃する能力を既に保有しているとみられる」と記述した。白書は2019年までも、日本を奇襲的に弾道ミサイルで攻撃できる能力などに言及していたが、日本を核攻撃できるミサイル能力について指摘したのは初めてとなった<ref>{{cite web|title=「北朝鮮、弾道ミサイル防衛網突破の核ミサイル製造に躍起」米議会調査局が報告書|url=https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20200718-00188676/|publisher=[[Yahoo!ニュース]]|work=[[高橋浩祐]]||2020年7月18日|accessdate=2020-07-18}}</ref>。
 
2020年(令和2年)防衛白書では、「北朝鮮は、極めて速いスピードで弾道ミサ新型コロナウイル開発を継続的に進めてきており、わが国を射程に収めるノドンやカッドERといった弾道ミサイルに核兵器を搭載してわの感染国を攻撃拡大する能力中、中国が引き続き海洋進出既に保有し活発させているとみられる」と記述した。白書は2019年までもほか日本偽情報の流布奇襲的に弾道ミサイルで攻撃できる能力などに言及し含む宣伝工作を行っていたが、日本を核攻撃できミサイル能力についてとの指摘があると警戒感を示たのは初めてとなった<ref>{{cite web|title=「北朝鮮、弾道ミサイル防衛網突破白書が指摘した、中国による宣伝工作核ミサイル製造に躍起」米議会調査局が「偽情告書の流布」とはいったい何か|url=https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/2020071820200714-0018867600188104/|publisher=[[Yahoo!ニュース]]|work=[[高橋浩祐]]||2020年7月1814日|accessdate=2020-07-1814}}</ref>。
 
2021年度版は、若者への浸透を図るためそれまで装備品の写真だった表紙を西元祐貴による騎馬武者の墨絵とした<ref>{{Cite web|title=防衛白書制作物語 きっかけは渋谷109のポケモン レックウザ|url=https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/65396.html|website=NHK政治マガジン|accessdate=2021-08-21|language=ja|last=日本放送協会}}</ref>。
また、2020年度版防衛白書は、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、中国が引き続き海洋進出を活発させているほか、偽情報の流布を含む宣伝工作を行っているとの指摘があると警戒感を示した<ref>{{cite web|title=「防衛白書が指摘した、中国による宣伝工作の「偽情報の流布」とはいったい何か|url=https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20200714-00188104/|publisher=[[Yahoo!ニュース]]|work=[[高橋浩祐]]||2020年7月14日|accessdate=2020-07-14}}</ref>。
 
== 脚注 ==