「タイタニック (1997年の映画)」の版間の差分

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=== 実在の人物 ===
*[[キャシー・ベイツ]] - [[マーガレット・ブラウン|マーガレット・“モリー”・ブラウン]]
:演[[キャシー・ベイツ]]
: タイタニックの1等船客の1人で、新興成金。上流階級である他の1等船客からは成り上がり者として見下されているが、実力で成功をつかんだ彼女は平然と受け流している。貧乏人であるジャックが上流階級のパーティに出席する際に、彼女は息子の礼服を貸し出したり食事のマナーを耳打ちしたりしてジャックを陰から支える。タイタニック沈没の時に救命ボート上で救助のため引き返すのを主張した乗客は彼女だけだった。1996年のローズが彼女を「後に'''不沈のモリー・ブラウン'''と呼ばれる」と説明している。
*[[バーナード・ヒル]] - [[エドワード・スミス]]
: タイタニック号の船長。作中ではタイタニックの処女航海が最後の務めとされているが、実際は今後も船長を続ける予定であり引退航海ではない。経験豊富で世間から信頼も厚く億万長者たちに人気の船長で、彼の船に乗るために旅のスケジュールを変更した人もいるほど。他船から氷山の警告を受けていたが、よくあることと判断して、船のスピードを落とすことはしなかった(史実では、氷山の多い海域を避けるために進路を南寄りに変更したが、氷山群は彼の予想以上に南下していた)。劇中では触れられていないが、オリンピック号(タイタニック号の姉妹船)の船長時代にイギリス海軍の巡洋艦と衝突事故を起こしている。
:演[[バーナード・ヒル]]
: タイタニック号の船長。作中ではタイタニックの処女航海が最後の務めとされているが、実際は今後も船長を続ける予定であり引退航海: ではない。経験豊富で世間から信頼も厚く億万長者たちに人気の船長で、彼の船に乗るために旅のスケジュールを変更した人もいるほど。他船から氷山の警告を受けていたが、よくあることと判断して、船のスピードを落とすことはしなかった(史実では、氷山の多い海域を避けるために進路を南寄りに変更したが、氷山群は彼の予想以上に南下していた)。劇中では触れられていないが、オリンピック号(タイタニック号の姉妹船)の船長時代にイギリス海軍の巡洋艦と衝突事故を起こしている。
: 当初配役は、[[ロバート・デニーロ]]がオファーされていたが、制作当時デニーロは病気療養中のためオファーを断っていたことがキャメロンによって明かされている。
*[[ジョナサン・ハイド]] - [[ジョセフ・ブルース・イズメイ|ブルース・イズメイ]]
:演[[ジョナサン・ハイド]]
: タイタニック号を建造したホワイト・スターライン社の社長で航海に同伴している。メディア向けのアピールのために無謀な運転を船長に要求し、事故の引き金を作る。タイタニックの不沈伝説を信じ救命ボートを乗客より遥かに少ない人数の分しか乗せていなかったり、救命ボートで乗客と一緒に脱出するなど、作中では責任者としての自覚が乏しい人物として描かれる。
*[[ヴィクター・ガーバー]] - [[トーマス・アンドリューズ (造船家)|トーマス・アンドリュース]]
:演[[ヴィクター・ガーバー]]
: タイタニック号の設計主任。航海中も船の細かい所にまで徹底的に目を通すなど完璧主義者。またタイタニックが氷山に激突した際、タイタニックの末路を誰よりも早く察知した。定員に満たないうちにボートを出してしまう乗組員を注意したり、乗客に脱出を促すなど、思いやりがあり、ローズが心を許している人物。
*[[マーク・リンゼイ・チャップマン]] - [[ヘンリー・ティングル・ワイルド|ヘンリー・ワイルド]]
:演[[マーク・リンゼイ・チャップマン]]
: タイタニック号の主席1等航海士で、甲板部では船長に次ぐナンバー2。映画では描かれてはいないが衝突の直後、パニックを想定して上級船員に拳銃武装を指示した張本人。沈没時も職務を全うして沈みゆく船内の乗客たちに避難誘導を行う。敬礼した後に、頭に銃を突きつけるマードックを(原語版では)あだ名で呼んで自殺を止めようとしたものの、彼が近づいた時には遅かった。また、救命ボートA号のロープを切るように叫んでいた。大勢の乗客とともに海に放り出された後もデッキチェアにつかまり救命ボートを呼び戻そうと笛を吹き続けるも、救命ボートが到着した時は既に死亡していた。しかし、その後これがローズが助かるきっかけとなる。
*{{仮リンク|ユアン・スチュワート|en|Ewan Stewart}} - [[ウィリアム・マクマスター・マードック|ウィリアム・マードック]]
:演{{仮リンク|ユアン・スチュワート|en|Ewan Stewart}}
: タイタニック号の次席1等航海士。タイタニック号が氷山に衝突した時に当直の上級士官として船を指揮していた。女性と子供を優先を緩やかに対応していた為か、イズメイが救命ボートC号に乗った時に唖然(あぜん)とするものの、結局はそのボートを降ろした。キャルから救命ボートの席を確保するため「ビジネス」と称して賄賂を一旦は受け取るが、最終的には「金で助かると思うな」<ref group="注">ソフト版吹き替えでは「今更金を貰っても、何の役にも立たないさ」、テレビ版吹き替えでは「金なんか幾ら持ってたって無駄なんだい」、機内上映版吹き替えでは「こんな紙切れで命は買えないんですよ」とそれぞれ訳されている。</ref>と賄賂の札束をキャルに叩(たた)き返して拒否する。その後、救命ボートに殺到する乗客を鎮めるため拳銃で威嚇したが、それでも収まらずトミーを含む乗客2名を誤って射殺してしまう。直後、上官のワイルドに敬礼し、その後頭を撃って海に落ちた。しかし実際には最後まで誠実に乗客避難を行っていたという証言も多く残されている人物で、この表現が公開後遺族から抗議を受けることとなった。詳細は後述。
* [[チャールズ・ライトラー]]
:演{{仮リンク|ジョニー・フィリップス (俳優)|label=ジョニー・フィリップス|en|Jonny Phillips (actor)}} - [[チャールズ・ライトラー]]
: タイタニック号の2等航海士。氷山激突後、女性と子供を優先を徹底した乗客の避難を率先して行った。救命ボートに乗客を定員より少なく乗せてアンドリュースに抗議されたり、パニックを抑えるために威嚇射撃をした(史実での目撃証言を反映している)。最終的には、沈没後に転覆したボートによじ登って生還する。
*{{仮リンク|サイモン・クレーン|en|Simon Crane}} - {{仮リンク|ジョセフ・ボックスホール|en|Joseph Boxhall}}
:演{{仮リンク|サイモン・クレーン|en|Simon Crane}}
: タイタニック号の4等航海士。氷山衝突の際の当直の下級士官であり、ロケット信号弾を打ち上げている間にキャルとラブジョイがブリッジを通り抜けることを止めようとした。ボートを指揮しているシーンでは船が沈没する際に漕いでいる乗客に対してもっと早くするように叫んだ。また、映画では描かれてはいないが、ピットマンのようにボートを戻す提案をしたが、乗っていた乗客に拒否された。そして、カルパチア号に乗り移った時にはアーサー・ロストロン船長に対して多数の乗客が船とともに沈んで犠牲になったことを泣き叫んで訴えた。
*[[ヨアン・グリフィズ]] - [[ハロルド・ロウ]]
:演[[ヨアン・グリフィズ]]
: タイタニック号の5等航海士。救命ボート14号を担当していたが、ボートを降ろしている間に大勢の乗客が近づいてきたため、自分の所持している銃で空に威嚇射撃を3回した。沈没後に海に投げ出された乗員・乗客たちを救うために現場に戻ることができた、唯一の救命ボートの指揮官。未公開シーンでは戻る際に女性に成りすました男性乗客を別のボートへ突き飛ばしている。
*エドワード・フレッチャー - [[ジェームズ・ポール・ムーディ|ジェームズ・ムーディ]]
:演エドワード・フレッチャー
: タイタニック号の6等航海士。劇中では出航直前でタイタニックに衛生検査を受けたと嘘(うそ)をついて搭乗しようとするジャックとファブリッツィオの搭乗を許した。氷山衝突の際のもう1人の当直の下級士官であり、氷山発見の電話を受けた。彼の最期は描かれなかったが、脚本の変更により登場シーンが多くなった。
: マードックが乗客2名を射殺した後を背景から見ていたり、最後に確認されるのはワイルドとともに救命ボートA号と悪戦苦闘しているシーンだった。
*{{仮リンク|ロン・ドナキー|en|Ron Donachie}} - {{仮リンク|ヘンリー・J・ベイリー|en|Crew of the Titanic#Deck}}
:演{{仮リンク|ロン・ドナキー|en|Ron Donachie}}
: タイタニック号の警備主任。ローズの自殺を制止したジャックを強姦魔(ごうかんま)と誤解して手錠をかける、キャルとラブジョイの計略で宝石泥棒の濡れ衣を着せられたジャックを拘束する場面に登場する。
* [[エリック・ブレーデン]] - [[ジョン・ジェイコブ・アスター4世]]
:演[[エリック・ブレーデン]]
: 1等船客で船内で1番の大富豪。不動産の売買で富を拡大させる。妻をボートに乗せた後、船内に残り最期を迎える。
*[[マイケル・エンサイン]] - [[ベンジャミン・グッゲンハイム]]
:演[[マイケル・エンサイン]]
: 1等船客。先祖代々続く鉱山業の実業家。沈没時救命具を着用することを勧められるも、「紳士たるもの死ぬ時も品格を失いたくない」と述べ、[[ブランデー]]を飲みながら最期を迎える。
*[[アーチボルド・グレーシー4世|アーチボルド・グレイシー大佐]] -
:演[[バーナード・フォックス]]
: 1等船客。アマチュア歴史家の資産家。劇中ではキャルと親しく、ローズを助けたジャックにお礼をするようキャルに勧めた。ジャックを招いた晩さん会や、沈没直前に船首にボートが残っていることをローズに伝える役回りでも登場している。
*{{仮リンク|ジョナサン・エヴァンス=ジョーンズ|de|Jonathan Evans-Jones}} - [[ウォレス・ハートリー]]
:演{{仮リンク|ジョナサン・エヴァンス=ジョーンズ|de|Jonathan Evans-Jones}}
: タイタニックの楽指団のバンドマスター兼[[ヴァイオリニスト]]。タイタニック沈没時メンバーとともに乗客のパニックを抑えるために仲間とともに演奏を行う。作中では、船の沈没が加速化する中、沈没寸前まで[[賛美歌]]『[[主よ御許に近づかん]]』を演奏した。
*ジェームズ・ランカスター - [[トーマス・バイルズ]]神父
:演ジェームズ・ランカスター
: 2等船客。沈没時乗客たちに[[新約聖書]]の海の章([[ヨハネの黙示録]][[s:ヨハネの黙示録(口語訳)#第21章|第21章]])を読み上げる(目撃証言あり)。
*ルー・ポルター - [[イジドー・ストラウス]]
:演ルー・ポルター -
 
: 1等船客の老夫婦の夫。当時世界最大の百貨店の[[メイシーズ]]の経営者。沈没時救命ボートに妻だけを乗せようとするが、妻は決して夫と離れないと覚悟を決めたことで、妻とともに客室ベッドで最期を迎える。
*{{仮リンク|エルザ・レイブン|en|Elsa Raven}} - [[アイダ・ストラウス]]
: 演{{仮リンク|エルザ・レイブン|en|Elsa Raven}}
 
: 1等船客の老夫婦の婦人。沈没時救命ボートに夫が乗れないのを知り、夫とともに最期を迎えることを決めて、客室のベッドで夫に抱かれながら最期を迎える。
*[[マーティン・ジャーヴィス]] - 第5代[[ダフ=ゴードン準男爵|準男爵]][[コズモ・ダフ=ゴードン (第5代準男爵)|サー・コズモ・ダフ=ゴードン]]
:演[[マーティン・ジャーヴィス]]
 
: 1等船客の[[スコットランド]][[準男爵]]。劇中ではローズがジャックに有名な1等客を紹介するシーンなどに登場。
*{{仮リンク|ロザリンド・アイレス|en|Rosalind Ayres}} - [[ルーシー・ダフ=ゴードン|ルーシー、レディ・ダフ=ゴードン]]
:演{{仮リンク|ロザリンド・アイレス|en|Rosalind Ayres}}
 
: コズモの妻でファッションデザイナー。劇中ではローズがジャックに有名な1等客を紹介するシーンなどに登場。
*スコット・G・アンダーソン - [[フレデリック・フリート]]
:演スコット・G・アンダーソン
 
: 氷山を発見した見張り番。劇中では臭いで氷山がわかると豪語していたが、ジャックとローズのキスに気を取られて氷山発見が遅れた。
*マーティン・イースト - {{仮リンク|レジナルド・リー|fr|Reginald Robinson Lee}}
:演マーティン・イースト
 
: フリートとともに見張り台に立っていた船員。劇中では臭いで氷山がわかると豪語したフリートを責め立てていた。
*{{仮リンク|ポール・ブライトウェル|en|Paul Brightwell}} - [[ロバート・ヒッチェンス|ロバート・ヒッチェンズ]]
:演{{仮リンク|ポール・ブライトウェル|en|Paul Brightwell}} -
 
: 氷山に接触した際に舵を握っていた操舵員。劇中では氷山接触シーンでマードックの指示で舵を切る姿や、6号ボートの指揮を執っている際に助けに戻ることを提案したモリー・ブラウンを脅迫して黙らせる姿などが描かれた。
*グレゴリー・コック - [[ジャック・フィリップス (通信士)|ジャック・フィリップス]]
:演グレゴリー・コック
 
: 通信士長。スミス船長が救難信号を送るよう彼に指示する姿が描かれた。未公開シーンではカリフォルニアン号に対して黙れとモールス信号で送るシーンが有る。
*{{仮リンク|クレイグ・ケリー (俳優)|label=クレイグ・ケリー|en|Craig Kelly (actor)}} - {{仮リンク|ハロルド・ブライド|en|Harold Bride}}
:演{{仮リンク|クレイグ・ケリー (俳優)|label=クレイグ・ケリー|en|Craig Kelly (actor)}}
 
: 1等通信士。未公開シーンでは脱出を拒むフィリップスに救命胴衣を着せる場面があった。
*{{仮リンク|リアム・タオイー|en|Liam Tuohy (actor)}} - [[チャールズ・ジョーキン]]
:演{{仮リンク|リアム・タオイー|en|Liam Tuohy (actor)}}
 
: パン焼き係主任。甲板で転倒したローズに手を貸しジャックやローズと相前後して船尾に向かった後、空中高く持ち上がった船尾の安全柵の外側(上側)にジャックやローズより一足先に出て、ボトルを口にしている人物。劇中では[[台詞|セリフ]]はほとんどないものの、事故後詳しい証言を残した生存者の1人として知られており、生存に至る経緯などはほぼその通りに描かれている。海に転落したものの[[アルコール]]が体内に残っていたために凍死を免れ、救命ボートに助けられたという。ただし、今日の医学ではアルコールはむしろ低体温症のリスクを高めるとされている<ref>https://shonan-mc.org/images/zsmcc/jimukyoku/doc/teitaionsyou_2018.pdf</ref>。未公開シーンでは[[デッキチェア]]を船外に投下する作業をしながら[[リキュール]]を[[ラッパ飲み]]しているほか、カルパチア号内ではイズメイ社長の後方に姿が見える。
*{{仮リンク|テリー・フォレスタル|en|Terry Forrestal}} - [[ジョセフ・ベル (機関士)|ジョセフ・ベル]]
:演{{仮リンク|テリー・フォレスタル|en|Terry Forrestal}}
 
: 機関長。部下の機関士や機関助士たちに指示を下す姿や、部下たちとともに最後まで脱出せずに電気を供給する姿が描かれた。