「パラサイト 半地下の家族」の版間の差分

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ダソンの誕生日、パク一家はキャンプに出発する。留守はチュンスクに任された。キム家の4人は大豪邸で自分の家のように振る舞い、パク氏の洋酒を飲み、ふざけあいながら贅沢を楽しむ。ギウは、恋仲になったダヘと将来結婚する夢を語る。激しい雷雨となった夜、インターホンが鳴った。来訪者は解雇されたムングァンで、地下に忘れ物があるから家に入れてほしいと言ってきた。他の3人は隠れ、チュンスクは仕方なくムングァンを家に入れる。ムングァンが隠し扉を開くと、地下室にはムングァンの夫の'''グンセ'''がいた。韓国の富裕層は[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]のミサイルや借金取りから逃れるための地下室を作ることがあるというが、建築家のあとに入居したパク家は地下室の存在を知らなかった。それをいいことに、ムングァンは夫を借金取りから隠すためにこっそりと地下室に住まわせていたのだ。ムングァンがチュンスクに夫婦の秘密を守って欲しいと懇願していると、隠れて盗み聞きしていた3人が足を滑らせて出てきてしまう。ムングァンは彼らが家族であることに気づき形勢逆転。キム一家の欺きを暴露すると脅す。キム一家とグンセ・ムングァン夫妻が揉み合いになっているところに、パク夫人から電話がかかってくる。大雨でキャンプは中止になったのだ。間も無く帰宅することをチュンスクに知らせるとキム一家はグンセとムングァンを地下室に押し込み、手足を縛り付け、慌ててパク家で勝手に振舞っていた証拠を隠蔽。チュンスクはパク夫人に頼まれた[[#ジャージャーラーメン|ジャージャーラーメン]]作りをする。ムングァンが再び地下室から出てこようとするも、チュンスクによって階段から突き落とされ、脳震盪を起こす。グンセは地下にある家の照明のスイッチを押し、[[モールス符号]]で助けを求めるもメッセージはダソンにしか理解されず状況は変わらなかった。パク一家が戻ると、3人は再び身を隠す。庭にテントを張ってキャンプを続けるダソンを見守りつつパク氏は3人のすぐそばで運転手のギテクの体臭がキツいと軽口を叩く。夜更けにパク氏は妻の乳房を揉みしだく。妻は近くに息子がいることから抵抗するが、乳首や股間をまさぐられると観念し、快楽に身を委ねた。キム家の3人は、パク家が寝落ちた隙を突いて豪邸から逃げ出すことに成功したが、ギジョンは計画外の連続に混乱する。ギテクはなだめるように自分に「計画」があると話した。半地下のアパートに戻ると、自宅は大雨で溢れた下水で浸水している。3人は避難所となった体育館で一晩を明かした。寝床で「計画」の詳細についてギウが聞くと、ギテクは「計画というのは無計画だ。計画があるから予定外のことが起こる。計画しなければ予定外のこともない」と話す。これを聞いたギウは、無謀な計画を考案したことをギテクに謝罪し責任をとると発言した。翌日、パク一家はダソンの誕生日パーティーを開くことを決め、ギテクとギウとギジョンの3人も招待されることになった。パク夫人は買い出しに出掛けるが、運転中のギテクは夫人の「大雨のおかげで最高の天気になった」という無神経な発言や水害でさらに悪化したギテクの体臭に顔をしかめる行為に苛立ちを募らせていく。庭で大騒ぎする群衆をよそに、閉じ込めたままのグンセとムングァン夫妻が気がかりなチュンスクとギジョンは和解の道を探るために食料を持っていこうとするが邪魔が入る。入れ替わりにギウは山水景石を持って地下室を訪れるがギウは岩を落としてしまい、逆にグンセに殺されそうになる。なんとか地下室を脱出するギウであったが、地下室を出たところでついにグンセに追いつかれ、岩で頭を殴られて意識を失う。その後、グンセはキッチンで包丁を手に取ると、パーティーに突入し、ギジョンを刺す。「幽霊」のグンセを見たダソンは失神してしまう。ギテクがギジョンを助けようと急いでいると、パクはダソンを病院に連れて行くと運転手のギテクに叫ぶ。ギテクは彼に車のキーを投げるが、キーは揉み合っているチュンスクとグンセの下に落ちてしまう。チュンスクは斬りつけられながらもなんとか肉串でグンセを刺し殺す。パク氏は車のキーを取り戻すが、思わずグンセの臭いに後ずさる。その反応を見たギテクは、衝動的にパクを刺し殺してしまう。数週間後、ギウは昏睡状態から目覚めた。チュンスクとともに文書偽造と住居侵入の罪で裁判にかけられたが、執行猶予付きの判決を得たため収監されることはなかった。刺された妹のギジョンは死亡し、ロッカー式納骨堂に納骨された。一方、パクを殺したギテクは騒動後行方不明になっていた。ギウは山に登り、かつて働いていた大豪邸を見下ろす。そこで家の電灯がモールス符号の明滅をしていることに気づく。モールス信号は父からの手紙だった。ギテクは事件後に逃亡が不可能であることを悟り、ずっとあの地下室に潜んでいたのだ。手紙によると、[[事故物件]]のためパク家が去った後しばらくは空き家だったが、今は何も知らない外国人が入居しており、ギテクは家から食べ物を盗みながら地下室での孤独な生活を続けるつもりだという。ギウは、いつの日か邸宅を購入して父親を解放するという「計画」を立て、必要な金を稼ぐことを誓う。
 
== 登場人物・キャスト ==
=== キム家 ===
; キム・ギテク
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: 演 - [[パク・ソジュン]](特別出演)
: ギウの友人。名門大学に通うダヘの元家庭教師<ref>{{cite web |title=박서준 측 “봉준호 ‘기생충’ 특별출연” 2019년 스크린 열일(공식입장) |url=https://entertain.naver.com/now/read?oid=609&aid=0000047869 |website=entertain.naver.com |accessdate=3 February 2019 |language=ko}}</ref>。兼ねてからダヘに好意を持っており、自身の留学中、後任者がダヘに手を出すことを恐れ、友人のギウに家庭教師を依頼した。
 
== スタッフ ==
* 監督:[[ポン・ジュノ]]
* 脚本:ポン・ジュノ、[[ハン・ジンウォン]]
* エグゼクティブ・プロデューサー:[[李美敬|ミキー・リー]]
* プロデューサー:[[クァク・シネ]]、ムン・ヤングォン、ポン・ジュノ、チャン・ヨンファン
* 撮影監督:{{仮リンク|ホン・ギョンピョ|ko|홍경표}}
* プロダクション・デザイナー(美術監督):イ・ハジュン
* 衣装:チェ・セヨン
* ヘアメイク:キム・ソヨン
* 音楽:{{仮リンク|チョン・ジェイル|ko|정재일}}
* 編集:{{仮リンク|ヤン・ジンモ|ko|양진모}}
* 視覚効果:ホン・ジョンホ
* デジタル色補正:カン・サンウ
* サウンド:チェ・テヨン
* 同時録音:ウン・ヒス
* 照明:キム・チャンホ
* 提供・配給(韓国):[[CJエンタテインメント]]
* 製作会社:{{仮リンク|パルンソンE&A|ko|바른손}}
* 配給(日本):ビターズ・エンド
* 字幕(日本):根本理恵
 
== 日本語吹替 ==
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| 正味 || || style="background:#d3d3d3;"| || 約126分 ||
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== スタッフ ==
* 監督:[[ポン・ジュノ]]
* 脚本:ポン・ジュノ、[[ハン・ジンウォン]]
* エグゼクティブ・プロデューサー:[[李美敬|ミキー・リー]]
* プロデューサー:[[クァク・シネ]]、ムン・ヤングォン、ポン・ジュノ、チャン・ヨンファン
* 撮影監督:{{仮リンク|ホン・ギョンピョ|ko|홍경표}}
* プロダクション・デザイナー(美術監督):イ・ハジュン
* 衣装:チェ・セヨン
* ヘアメイク:キム・ソヨン
* 音楽:{{仮リンク|チョン・ジェイル|ko|정재일}}
* 編集:{{仮リンク|ヤン・ジンモ|ko|양진모}}
* 視覚効果:ホン・ジョンホ
* デジタル色補正:カン・サンウ
* サウンド:チェ・テヨン
* 同時録音:ウン・ヒス
* 照明:キム・チャンホ
* 提供・配給(韓国):[[CJエンタテインメント]]
* 製作会社:{{仮リンク|パルンソンE&A|ko|바른손}}
* 配給(日本):ビターズ・エンド
* 字幕(日本):根本理恵
 
== 製作 ==