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ばね」。ばねは和語であり、ひらがなで記述。 ほかWP:JPE#単位(数値と単位との間にはスペースを入れること)。
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[[ファイル:BL 60 pounder gun of Red Army captured by Polish soldiers.PNG|300px|thumb|BL 60ポンド砲Mk.I。]]
'''オードナンス BL 60ポンド砲'''({{Lang-en-short|Ordnance BL 60 pounder gun}})とは、[[イギリス]]が1904年に設計した口径5[[インチ]](127mm)(127 mm)の中砲(Medium Gun)である。
 
この砲は[[OF 4.7インチ砲]]の後継として設計され、[[第一次世界大戦]]における[[イギリス陸軍]]と[[イギリス帝国]]・[[イギリス連邦]]加盟国の代表的な中量級[[カノン砲]]であり、[[第二次世界大戦]]においても[[BL 5.5インチ砲]]に更新されるまで使用が続けられた。[[アメリカ合衆国]]も[[1920年代]]に数門導入している。
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1904年にイギリス陸軍は60ポンド砲のMk.I砲身を設計し、中砲としては初めて砲身後座機能を設けたMk.I砲架を設計した。Mk.I砲身は第一次世界大戦中に製造工程を簡略化したMk.I*砲身とMk.I**砲身が製造されている。
 
Mk.I砲架は砲身上部にバネばね圧復座式の駐退復座機を搭載しており、砲身は砲脚の後端ぎりぎりの段階まで後退する。車輪は木製スポーク式で、接地面に鉄板が貼り付けられている。
[[ファイル:60pdrMkII1938.jpg|220px|thumb|BL 60ポンド砲Mk.II]]
その後牽引時に砲身を後座状態で固定するMk.II砲架が設計され、牽引手段も馬から専用の牽引車両に変更された。さらに、重量増加により泥濘地での牽引状態を改善するために砲身をいったん取り外して専用の馬車で輸送するMk.III砲架が設計され、Mk.II砲架をMk.III仕様に改修したものはMk.II*砲架も製造されている。
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== スペック ==
[[ファイル:60PounderRecoilMechanismDiagram.jpg|220px|thumb|BL 60ポンド砲Mk.Iの駐退復座機]]
*口径:127mm:127 mm
*全長:m
*全幅:m
*重量:kg
*砲身長:4,064mm(Mk064 mm(Mk.I)/ 4,699mm(Mk699 mm(Mk.II)
*仰俯角:-5°~+21.5°(Mk.I) / -4°~+35°(Mk.II)
*左右旋回角:4°
*運用要員:10名
*発射速度:2発/分(最大)
*射程距離:11,200m(Mk200 m(Mk.I、改良型60ポンド榴弾) / 14,200m(Mk200 m(Mk,II、56ポンド砲弾)
*運用期間:1905年~1944年
*生産総数:1,756門(Mk.Iのみ)