「タイ国有鉄道の車両形式」の版間の差分

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'''ASR型'''
{{See|[[タイ国鉄ASR型気動車]]|イギリス国鉄158形気動車|[[:th:สปรินเทอร์ในประเทศไทย|タイ国鉄スプリンター(タイ語版)]]|[[タイ国鉄ASR型気動車]]}}
1991年に英国のベゼル社が納入したASR型はタイ国鉄初の特急型気動車として運用が開始された。ASR型は自動ドアやエアサスを標準装備し、これまでのタイ国鉄の車両とは一線を隔した豪華な仕様だったが、その分保守の面では整備性が悪く、電装系統の故障や老朽化が目立ってきたため、現在では北本線のバンコク-[[サワンカローク]]-シーラー・アット間の1往復の運用を残し、定期特急列車の運用からは外れている。ただし、タイ国鉄では現在、同系式車の大規模な車体更新工事が行われているため、今後も優等列車用の車両としての活躍が予想される。
[[画像:Hualamphong Train Station, central Bangkok. (6032442276).jpg|right|thumb|200px|ADR型気動車1次車(APD-20型)]]
[[画像:TahiLand RailWay001.JPG|right|thumb|200px|ADR型気動車 2次車(APD-60型)]]
'''ADR型'''
{{See|[[タイ国鉄ADR型気動車]]|[[:th:แดวู_(รถราง)|大宇製の車両(タイ語版)]]}}
ASR型の後継車両としてADR型が1995年から韓国の大宇重工業によって製造納入された。投入当時はの1次車(APD-20型)は急行用、2次車(APD-60型)は特急用とされ、最高速度もADR型2次車がASR型と同じ120km/hであったのに対し、1次車は100km/hに抑えられていたが、のちに1次車も最高速度が120km/hに引き上げられ{{efn|本来同形の機関を搭載しているため速度引き上げに際しての改造等は行われていない。}}、2次車と共通で特急運用に充当されることとなった{{efn|この処置の背景には、先に特急運用に就いていたASR系が上述のとおり予想よりも早く不具合を来し、故障や部品取りによる車両不足をAPD20型を充当することで凌いだという事情がある。}}。ADR型1次車の特急運用への格上げによって不足した急行運用車両には、後述のTHN-NKF型が充当されることとなった。現在では両型車とも特急用として共通運用されている。
 
ADR型 1次車は2次車に比べて車幅がやや狭く、2次車が全体的に丸みを帯びた断面であるのに1次車は細長い面持ちをしていることから見分けがつく。ADR系は現在のディーゼル特急の主力車両で、バンコクを拠点に北本線のチェンマイ、東北本線・南線のウボンラチャターニー、南線のスラーターニー、ヤラーへの定期運用を持つ。
 
==== 二等車 ====
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!型 式!!車 番!!製造年!!メーカー名!!全長<br/>連結器中心間距離!!定員(人)!!自重!!最高速度!!備 考
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|rowspan="2" |[[タイ国鉄ASR型気動車|'''ASR''']].
|A.P.N.'''2113 - 2120''' || rowspan="2" | 1991 || rowspan="2" | {{仮リンク|ダービー・リットチャーチ・レーン車両工場|label=BREL Derby|en|Derby Litchurch Lane Works}}<br>(イギリス)<br /><ref group="注釈">BRELはBritish Rail Engineering Limited(イギリス国鉄エンジニアリング有限会社)の頭文字から。本形式が製造されたダービー工場は同国鉄の民営化により[[アセア・ブラウン・ボベリ]]の鉄道部門へ売却され、さらに同部門が[[ボンバルディア・トランスポーテーション]]へ吸収されたことから、現在はボンバルディア・トランスポーテーションの工場として機能。</ref> || rowspan="2" | 23,370 mm || 80 || 35.96 t || rowspan="2" | 120 km/h
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| 2509,2512はヘッドライト改造{{efn|[[ボルボ・FH/FM]]Version 2(2002年-2012年)トラック用の流用とされる。}}
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| rowspan="3" |[[タイ国鉄ADR型気動車|'''ADR''']].||A.P.N.'''2121 - 2128''' || rowspan="2" | 1995 || rowspan="3" | [[大宇重工業]]<br>(韓国)<br /><ref group="注釈">大宇重工業の鉄道車両部門。同重工業を傘下に収める大宇財閥の消滅後、鉄道車両部門は大韓民国内のほかの重工業企業の鉄道車両部門と合併し、現在の現代ロテムを結成した。</ref> || rowspan="3" | 24,300 mm || 80 || 43.5 t || rowspan="3" | 120 km/h
|1次車 モデル形式はDRH-12
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