「スーパーCCDハニカム」の版間の差分

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'''スーパーCCDハニカム'''(すーぱーししでぃーはにかむ)とは[[富士フイルム]]が開発した八角形の[[ハニカム構造]]を採用した[[CCDイメージセンサ]]の名称である。<br>
 
八角形にすることでCCD自体を45度傾けて、集光面積が広がり、高感度、低ノイズ、高ダイナミックレンジが可能とされている。<br>
==概要==
これにより理論上では同一画素数の通常のCCDに比べ約1.6倍の実効画素数を得ることができる。
1999年10月に富士フイルムより開発が発表された。翌年4月に発売された[[デジタルカメラ]]FinePix4700Zで製品化された。2001年4月には''''''第2世代'''、2002年1月には''''''第3世代'''、2003年1月には'''第4世代'''、2005年2月には'''第5世代'''、2006年3月には'''第6世代'''と進化している。第4世代よりHR系とSR系が供給されている。
 
2002年には[[携帯電話]]用のスーパーCCDハニカムを発表。2003年に発売された[[D505i]]で有効画素数約63万画素のスーパーCCDハニカムが初採用された。
 
==技術的特徴==
8角形にすることでCCD自体を45度傾けて、集光面積が広がり、高感度、低ノイズ、高ダイナミックレンジが可能とされている。これにより理論上では同一画素数の通常のCCDに比べ約1.6倍の実効画素数を得ることが出来、仮に200万画素の場合300万画素を超える解像度を得られる。また、デジタルデータは格子状でないといけないので、格子状のデータを算出し、実画素数以上の画像が生成される。また、画素数を低く抑える事が出来るので動作電力が比較的少ない特徴もある。
 
==製品への応用==
デジタルカメラには富士フイルム社製の製品に搭載され、技術的特徴の一つになっている。また携帯電話むけでは、[[NTTドコモ]]向けの[[三菱電機]]、[[日本電気]]製の機種に搭載されている。また以前は[[富士通]]製の機種にも設定機種があった。また医療用にも応用されている。
 
==外部リンク==
*[http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj520.html 高感度と高解像度を同時に実現したCCD「スーパーCCD ハニカム」新開発]
*[http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/991021/fuji1.htm デジタルカメラの時代を変える! 「スーパーCCDハニカム」発表]
*[http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/keyword/24208.html ケータイ用語の基礎知識第228回:スーパーCCDハニカム とは]
*[http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/10062.html 富士フイルム、携帯向けの「スーパーCCDハニカム」の供給を開始]
 
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