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'''毒親'''(どくおや、{{Lang-en-short|toxic parents}})は、'''毒になる親'''の略で、[[毒]]と比喩されるような悪影響を子供に及ぼす[[親]]、子どもが厄介と感じるような親を指す俗的概念である。

[[1989年]]に[[スーザン・フォワード]](Susan Forward)が作った言葉である{{sfn|スーザン・フォワード|1989}}。学術用語ではない。スーザン・フォワードは「子どもの人生を支配し、子どもに害悪を及ぼす親」を指す言葉として用いた。「毒親」に関する議論は、親の「[[自己愛]]」問題が主な共通点であり、{{仮リンク|自己愛的な親|en|Narcissistic parent}}について語られることが多い<ref name="宗澤"/>。

また、毒親に育てられたと考える人が、自らを'''毒親育ち'''と称することもある。
 
犯罪者、特に凶悪犯罪者に毒親持ちが多い傾向にあり、秋葉原無差別殺人事件の[[加藤智大]]や[[宅間守]]、[[酒鬼薔薇聖斗]]などがそれにあたる。海外では映画にもなった[[ヘンリー・ルーカス]]、[[ジプシー・ローズ・ブランチャード]]や子供で殺人を起こした[[メアリー・ベル]]などがそれにあたる。
 
最悪のケースでは、[[開成高校]]の息子を父親が殺害した[[開成高校生殺人事件]]や、受験生であった小6の息子を父親が殺害した[[名古屋小6受験殺人事件]]のように、子供を殺害する親も存在する。また、殺害には至らないまでも[[児童性的虐待]]が[[裁判]]沙汰となり、[[社会運動]]につながる場合もある。例えば、2019年から行われている[[フラワーデモ]]の契機になった4件の事件のうち2件は、父親による娘に対する[[性的暴行]]事件であった。
 
また、逆に毒親がその行為ゆえに子供に殺害される場合もあり、有名な事例に、実娘を長期間にわたって[[監禁]]・[[強姦]]していた父親が殺害された[[尊属殺重罰規定違憲判決|栃木実父殺し事件]]がある。本事件において国内初の[[違憲審査制|違憲立法審査権]]が発動され、両親などを殺害する[[尊属殺]]の加重規定が[[違憲]]となった。また、北海道の毒親であった母親及び毒祖母を女の子が殺害する事件も起きている
 
2008年から自己愛の強い母親とそれに苦しむ子供の問題に関する書籍が増え<ref name="宗澤"/>、日本では2015年時点で毒親という言葉は一種のブームになっており、ひどい親によって被害を受け苦労した体験を語ったという本・漫画等が'''毒親本'''・'''毒親もの'''と呼ばれるジャンルを形成している<ref name="#1">[[#saito|斎藤 2018]]</ref>。ブームの一方、言葉が独り歩きしている、悪影響がある等の批判もある<ref name="斎藤">[https://synodos.jp/newbook/14516 親が「毒親」だからといってあなたが不幸になる必要はない 『「毒親」の子どもたちへ』著者・斎藤学氏インタビュー] SYNODOS 2015年7月15日</ref>。