アストンマーティン・DB11

DB11 (Aston Martin DB11) は、イギリスの自動車メーカーであるアストンマーティンがかつて製造していたスポーツカーである。

アストンマーティン・DB11
フロント
リア
概要
製造国 イギリスの旗 イギリス
販売期間 2016年 - 2023年
ボディ
ボディタイプ 2ドア クーペ/オープン
エンジン位置 フロント
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン 3,982cc V型8気筒DOHC ツインターボ
5,204cc V型12気筒DOHC ツインターボ
変速機 8速AT
車両寸法
ホイールベース 2,805mm
全長 4,750mm
全幅 1,950mm
全高 クーペ 1,250mm
ヴォランテ 1,300mm
車両重量 クーペ 1,760kg
ヴォランテ 1,870kg
系譜
先代 DB9
後継 DB12
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概要 編集

DB9」の後継車種として、2016年3月のジュネーヴ・モーターショーでデビュー[1]。アストンマーティンが2015年に発表した中期計画「セカンド・センチュリー・プラン」に基づいて開発された最初のモデルで、ダイムラーと技術提携を締結してから初めて発表したモデルでもある。

発売前から1,400台以上のオーダーを受け[2]、2016年9月28日に正式に生産を開始した。同年12月までの生産台数は1,019台を記録している[3]

日本での価格は2,363-2,768.6万円(2019年モデル)。右ハンドルと左ハンドルが選択できる。

構造 編集

エクステリアは、アストンマーティンのチーフデザイナーであるマレク・ライクマンが担当。アストンマーティンの伝統であるロングノーズ・ショートキャビンを受け継ぎつつも、大型グリルやクラムシェル型ボンネットといった新たなアイデンティティを取り入れた。さらに前後のオーバーハングを切り詰めることで、ボディライン周りの曲線美を自然に表現している。

ボディタイプは当初2ドアクーペのみだったが、2017年6月にオープンカー仕様の「ヴォランテ」が追加された。

エンジンは当初、5.2L V型12気筒エンジンのみのラインナップだったが、2017年6月よりメルセデスAMG製の4.0L V型8気筒エンジンが追加。いずれもツインターボ過給で、アストンマーティン史上初のターボエンジンである[4]。組み合わせられるトランスミッションはZF製の8速ATのみで、MTの設定はない。

ラインナップ 編集

  • DB11 V8(2017年-2023年)
    4.0リットル V型8気筒DOHC ツインターボエンジン(503PS/68.8kgf・m)
  • DB11 ヴォランテ(2017年-2023年)
    4.0リットル V型8気筒DOHC ツインターボエンジン(510PS/68.8kgf・m)、オープンカー仕様。
  • DB11 AMR(2019年-2023年)
    5.2リットル V型12気筒DOHC ツインターボエンジン(630PS/71.4kgf・m)

参照 編集

  1. ^ Ingram, Richard (2016年3月2日). “New Aston Martin DB11: price, specs and video”. Auto Express. 2016年3月4日閲覧。
  2. ^ Login (2016年3月31日). “Aston Martin DB11 already has over 1,400 pre-orders”. Autoblog.com. 2017年1月8日閲覧。
  3. ^ Andy Palmer tweets about production milestone”. Twitter.com. 2017年1月8日閲覧。
  4. ^ Burt, Matt (2016年3月2日). “Aston Martin DB11 video analysis: full tech details, prices and exclusive pics”. Autocar. 2016年3月4日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集