ジェームズ・シスネット

バルバドスのスーパーセンテナリアン (1900 - 2013)

ジェームズ・エマヌエル・シスネットJames Emmanuel Sisnett, 1900年2月22日 - 2013年5月23日[1])は、バルバドス歴代最高齢の長寿の男性。ジェロントロジー・リサーチ・グループが認定しているスーパーセンテナリアンの中では1897年4月19日生まれの木村次郎右衛門が健在だったため、男性世界最高齢にはなれなかった[注釈 1]

ジェームズ・シスネット
James Sisnett
生誕 James Emmanuel Sisnett
1900年2月22日[1]
英領ウィンドワード諸島
バルバドスセント・ジョージ教区
死没 (2013-05-23) 2013年5月23日(113歳没)
バルバドスの旗 バルバドスクライスト・チャーチ教区
職業 工場勤務
著名な実績
  • バルバドス歴代最高齢
  • 世界第2位の長寿の男性(2011年9月11日 - 2013年5月23日)
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人物 編集

1900年2月22日、当時はイギリス統治下にあったバルバドスのセント・ジョージ教区でジェームズ・アルバート・エガートンとマティルダ・アン・シスネットの第5子として生まれた。

学校卒業後は鍛冶屋で修業ののち、砂糖とシロップを生産する工場で1970年まで勤務した。1923年にはアニータ・ダウリングと結婚し、1937年にアニータと死別するまでに5人の子をもうけた。1942年にジョゼフィン・イヴリンと再婚し、6人の子をもうけた。孫は25人、ひ孫は19人いた。2人の姉妹はともにセンテナリアンであり、残る2人の兄弟も100歳には届かなかったが、それぞれ99歳と98歳で亡くなった。白内障を患っていたが、2006年に106歳の高齢ながら除去手術を受けた[2][3][4]

長寿記録 編集

  • 2009年11月8日 - ヒリアード・ハドソンの死去に伴い、黒人男性の世界最高齢となる。同時に19世紀生まれ最後の黒人男性となる。
  • 2010年7月5日 - GRGにより年齢が検証され、当時世界で3番目に高齢の男性になる[5]
  • 2011年4月14日 - ウォルター・ブルーニングの死去に伴い、111歳51日で南北アメリカを通じての最高齢男性となった。
  • 同年9月11日 - 大西種吉の死去に伴い、111歳201日で世界第2位の長寿の男性となった[6]
  • 2012年3月21日 - ヤン・グーゼナーツの死去に伴い、検証された1900年生最後の男性となった[6]
  • 2013年5月23日 - 死去。113歳90日。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ ジェロントロジー・リサーチ・グループ非認定の人物を加えると、ポーランド・ソビエト戦争に参加したポーランド第二共和国の軍人だったユゼフ・コワルスキー(1900年2月2日生、2013年12月7日没)が間に入る。

出典 編集

  1. ^ a b Validated Living Supercentenarians”. Gerontology Research Group. 2013年1月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月13日閲覧。
  2. ^ James Sisnett - Oldest man in Barbados turns 110 today”. The Barbados Advocate (2010年2月22日). 2012年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月13日閲覧。
  3. ^ Daily Nation (2010年2月22日). “Sisnett family toasts James' 110TH”. News.caribseek.com. 2011年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月13日閲覧。
  4. ^ “The Nation Newspaper | 107 and loving it”. Barpublish.bits.baseview.com. (2007年2月27日). オリジナルの2011年7月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110707213305/http://barpublish.bits.baseview.com/story/330762761994830.php 
  5. ^ GRG: Sisnett world’s third oldest man | NationNews - Barbados”. NationNews. 2013年1月13日閲覧。
  6. ^ a b World's Oldest Men File No. 1 of 2 as of Tuesday, September 11, 2012.”. Gerontology Research Group. 2013年1月13日閲覧。