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バルバドス
Barbados
バルバドスの国旗 バルバドスの国章
国旗 国章
国の標語:Pride and Industry
(英語: 誇りと勤勉)
国歌豊かな時も、いざという時も
バルバドスの位置
公用語 英語
首都 ブリッジタウン
最大の都市 ブリッジタウン
政府
女王 エリザベス2世
総督 サンドラ・メイソン英語版
首相ミア・モトリー英語版
面積
総計 431km2183位
水面積率 極僅か
人口
総計(2008年 256,000人(171位
人口密度 646人/km2
GDP(自国通貨表示)
合計(2008年 73億[1]バルバドス・ドル
GDP (MER)
合計(2008年 36億[1]ドル(146位
GDP (PPP)
合計(2008年52億[1]ドル(148位
1人あたり 19,025[1]ドル
独立
イギリスより1966年11月30日
通貨 バルバドス・ドル (BBD)
時間帯 UTC -4(DST:なし)
ISO 3166-1 BB / BRB
ccTLD .bb
国際電話番号 1-246

バルバドス英語: Barbados)は、カリブ海西インド諸島内の小アンティル諸島東端に位置する、英連邦王国の一国たる立憲君主制国家である。島国であり、島全体が珊瑚礁で出来ている。海を隔てて約200kmの北西にセントルシア、西にセントビンセント・グレナディーン、南西にグレナダトリニダード・トバゴが存在する。首都ブリッジタウン

ラテンアメリカカリブ海諸国全域において、最も議会制民主主義が定着した国であり、国際連合による人間開発指数では42位(2010年度)と域内最高である。平均寿命は77.2歳(男74.2歳、女79.8歳、2010年度)で世界第43位。

国名編集

正式名称は、英語でBarbados [bɑrˈbeɪdɒs, bɑrˈbeɪdoʊs] (  音声ファイル)(バーベイドス(ズ))。

日本語の表記は、バルバドス漢字表記巴巴多斯など。

国名は、ポルトガル語Os Barbadosの生えたもの)から来ている。理由は諸説あり、この島に生えている木の根が鬚のように見えたからという説、この木に生えたが鬚のように見えたからという説、木から垂れ下がった草が鬚のように見えたからという説など。

歴史編集

先コロンブス期編集

ヨーロッパ人の到来以前、この島には南米ギアナ地方から、アラワク族インディオシボネイ族が移住していた。その最古の移住者が訪れたのは4世紀半ばと考えられている。その後、好戦的なカリブ族にたびたび襲撃された。

植民地時代編集

 
ムラートの女性(18世紀

その後、民主化は更に進行。

独立以後編集

独立後、初代首相には、民主労働党エロール・バロー英語版が就任した。民主労働党政権は穏健な中道路線を取り、他のカリブ海諸国が経験した政治的混乱を回避した。また、観光開発に力を入れ、安定的な経済成長を実現した。

1976年からはバルバドス労働党が政権を組織したが、1986年の選挙で民主労働党のバローが再び首相に就任した。1994年の総選挙でバルバドス労働党が勝利し、以来1999年2003年の総選挙でも勝利した同党のオーウェン・アーサー英語版党首が首相を3期務めた。2008年の総選挙では民主労働党が14年ぶりに政権を奪還し、バローの後継として同党を率いたデイヴィッド・トンプソンが首相に就任した。

政治編集

 
国会議事堂

国家元首イギリス国王であり、総督がその代理を務めている。王(女王)の称号は"By the Grace of God, Queen of Barbados and of Her other Realms and Territories, Head of the Commonwealth."(神の恩寵を受けるイギリス連邦の代表であり、バルバドスおよびその他の領域の女王)となっている。なお、バルバドス政府は英国王に代わり、元首となる大統領を設置し、イギリス連邦内の共和国になることを検討中である。

行政権首相および内閣にあり、首相は通常、下院における多数党の党首が選出される。立法権両院制議会によって担われ、下院は定数30名で、5年ごとに改選。上院は定数21名で総督によって任命される[4]

主な政党は、バルバドス労働党民主労働党であり、二大政党制が確立している。どちらの党も中道左派の政党であるが、バルバドス労働党は民主社会主義、民主労働党は社会民主主義を掲げており、位置付けは微妙に異なる。

また、トリニダード・トバゴとは、領海に関する境界画定問題を抱え、対立している。2005年4月にはアーサー首相が「トバゴはトリニダードよりバルバドスと連合を組んだ方が良い。歓迎する」と発言し、トリニダード・トバゴ政府から抗議を受けた。

軍事編集

バルバドス国防軍は、陸軍であるバルバドス連隊と沿岸警備隊を基幹に現役兵610人、予備役430人からなり、国土防衛や治安維持の支援にあたる。

地域安全保障システムの加盟国でもある。

地方行政区分編集

 
バルバドスの地方行政区分図

バルバドスは、11の行政教区 (parish) に分かれる。

  1. クライスト・チャーチ(Christ Church)
  2. セント・アンドリュー(Saint Andrew)
  3. セント・ジョージ(Saint George)
  4. セント・ジェームズ(Saint James)
  5. セント・ジョン(Saint John)
  6. セント・ジョセフ(Saint Joseph)
  7. セント・ルーシー(Saint Lucy)
  8. セント・マイケル(Saint Michael)
  9. セント・ペーター(Saint Peter)
  10. セント・フィリップ(Saint Philip)
  11. セント・トーマス(Saint Thomas)

地理編集

 
バルバドス全図
 
東海岸

バルバドス島の面積は約431km²で、カリブ海および小アンティル諸島の中で最東端に位置する。島の西側はカリブ海で、東側には果てしない大西洋が広がっている。島のほとんどが平坦であるが、島の中央に丘陖のヒラビー山(314m)が聳え立っている。ブリッジタウン市内には巨大ながあり、町のシンボルになっている。2011年に「ブリッジタウン歴史地区とその守備要塞」として,バルバドス初の世界遺産に登録された。

経済編集

IMFによると、2010年のバルバドスの国民一人あたりGDPは14,326ドルで世界42位、カリブ海地域において最も裕福な国の一つである。イギリス植民地時代から、バルバドスは安定的な政治と国民の高い教育水準により経済的に豊かな国であった。 歴史的に、バルバドス経済はサトウキビ栽培によって支えられてきた。しかし1970年代後半からは観光業が発展し、バルバドス経済を支える柱となった。 グレープフルーツの原産国でもある。

交通編集

国民編集

住民はアフリカ系が90%、ヨーロッパ系が4%、アジア系および混血が6%である。

公用語英語であり、バヤン語と呼ばれる英語系のクレオール言語も話されている。

宗教はプロテスタントが67%、ローマ・カトリックが4%、無宗教が17%、その他が12%。

文化編集

バルバドスは「リトル・イングランド」と呼ばれるほど、歴史的にイギリスとの関係が深く、独立後も良好な関係を維持したため、他のカリブ海諸国以上にイギリスの文化的影響を受けている。

スポーツ編集

特にクリケットが盛んに行われ、西インド諸島として他のカリブ海諸国等の連合チームとしてイングランドインドなどとの国際試合を行っている。西インド諸島は2度のクリケット・ワールドカップ優勝経験を誇る。バルバドス出身のガーフィールド・ソバーズは世界のクリケットにおいて歴代屈指の名選手だった。

食文化編集

周辺の国と同様にライムをよく使用する。ライムスフレがある。[5]

世界遺産編集

バルバドスにはユネスコ世界遺産リスト登録物件が1件ある。ブリッジタウン歴史地区とギャリソンがそれであり、2011年に登録された。

主な著名人編集

その他編集

脚注編集

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  1. ^ a b c d IMF Data and Statistics 2009年7月19日閲覧([1]
  2. ^ モリソン 1997, pp. 135-138.
  3. ^ a b モリソン 1997, pp. 213-221.
  4. ^ 「バルバドス」『世界年鑑2016』(共同通信社、2016年)358頁。
  5. ^ 服部 幸應・服部 津貴子『アジアのお菓子(2)』岩崎書店、2005年4月10日、43頁~45頁。ISBN 9-7842-6503-622-6
  6. ^ Pariser 2000, p. 170([2]).

参考文献編集

関連項目編集

外部リンク編集

政府
日本政府
観光