ザ・ヒース・ブラザーズThe Heath Brothers)は、1975年にジミー・ヒース(テナー・サックス)、パーシー・ヒース(ベース)、アルバート・ヒース(ドラム)の3兄弟とスタンリー・カウエル(ピアノ)によりフィラデルフィアで結成されたアメリカジャズ・グループ。

パーシーとジミー1977年、ロックフェラー・センターにて

トニー・プローン(ギター)と、ジミーの息子エムトゥーメ(パーカッション)も後に参加した。1978年にアルバートが脱退、1982年に戻るまでアキラ・タナが代役を勤めた。[1]

グループは、ジミーとアルバートによって続けられた。2004年のDVD『Brotherly Jazz: The Heath Brothers』はパーシーが亡くなる少し前に収録され、兄弟がそろって演奏する最後の機会になった。同作品は彼らの私生活、20世紀後半のジャズの社会的問題(投獄・麻薬・差別・人種隔離)を扱っている。

付記 編集

アルバム『マーチン・オン!』収録の「スマイリン・ビリー・スーツ」はア・トライブ・コールド・クエストQティップによって1994年、クラシックとされるナズのデビュー・アルバム『イルマティック』中のヒット曲「ワン・ラブ」にサンプリングされたことで有名になった。

ディスコグラフィ 編集

アルバム 編集

  • 『マーチン・オン!』 - Marchin' On! (1975年、Strata-East)
  • 『パッシング・スルー…』 - Passin' Thru (1978年、Columbia)
  • Live at the Public Theatre (1979年、Columbia)
  • In Motion (1979年、Columbia)
  • Expressions of Life (1980年、Columbia)
  • 『ブラザリィ・ラヴ』 - Brotherly Love (1981年、Antilles)
  • Brothers and Others (1981年、Antilles)
  • As We Were Saying (1997年、Concord)
  • Jazz Family (1998年、Concord)
  • Endurance (2009年、Jazz Legacy Productions)

参照 編集

外部リンク 編集