ポジティフ』(仏語Positif、「肯定的」の意)は、1952年5月にベルナール・シャルデールがリヨンで創刊したフランス映画雑誌である。『カイエ・デュ・シネマ』誌としばしば敵対したことで知られる。

概要 編集

エリック・ロスフェルドにより出版された。『ポジティフ』誌はしばしば、1年早く創刊されたフランスの映画雑誌『カイエ・デュ・シネマ』(1951年4月創刊)に対抗してふるまった。ジェラール・ゴズランによる『カイエ』誌初代編集長アンドレ・バザンに向けた皮肉な記事『アンドレ・バザンを賞賛する』(1962年)が有名である。

現編集長はミシェル・シマンである。ジャン=ミシェル・プラス社から発行された数年の後は、『ル・テクニシャン・デュ・フィルム』誌から出ていた。ジャン=ミシェル・プラス社からの最後の号は、2004年9月号(523号)であった。現在はコトカ社から発行されている。

1952年5月の創刊号以来、編集委員に名を連ねる「アルベール・ボルデュック Albert Bolduc」という人物は存在しない。半世紀にわたるいたずらである。

参考文献 編集

  • L'aventure cinéphilique de Positif. 1952-1989Thierry Frémaux著、Vingtième siècle、1989年7月 - 8月、p.21-33

関連項目 編集

外部リンク 編集