マーシオ・"ペジパーノ"・クルーズMárcio "Pe de Pano" Cruz1978年4月24日 - )は、ブラジル男性柔術家総合格闘家リオデジャネイロ州出身。グレイシー・フュージョン所属。

マーシオ・"ペジパーノ"・クルーズ
基本情報
本名 マルシオ・ヒベイロ・ダ・クルーズ
(Márcio Ribeiro Da Cruz)
通称 ペジパーノ (Pe de Pano)
柔術ケンタウルス
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 (1978-04-24) 1978年4月24日(46歳)
出身地 リオデジャネイロ州
所属 グレイシー・バッハ・コンバット・チーム
グレイシー・フュージョン
身長 193cm
体重 105kg
リーチ 208cm
階級 ヘビー級
ライトヘビー級
バックボーン ブラジリアン柔術
テンプレートを表示
獲得メダル
ブラジルの旗 ブラジル
男子 グラップリング
アブダビコンバット
2001 アブダビ 99kg超級
2003 サンパウロ 99kg超級
2007 トレントン 99kg超級

ペジパーノ」というニックネームは、アニメに登場するポニーのキャラクターに似ていることに由来している。

来歴 編集

2001年4月、第4回アブダビコンバット99kg以上級に参戦。1回戦でマイク・ヴァン・アースデールにレッグロックで一本勝ちするものの、2回戦でショーン・アルバレスに敗北。その後怪我のアルバレスに代わって3位決定戦に登場し、リコ・ロドリゲスを破って3位入賞。無差別級では1回戦でホベルト・トラヴェンにポイント勝ちするものの、2回戦では師カーロス・グレイシーの甥にあたるジアン・マチャドに勝利を譲り開始5秒で一本負けした。

2003年5月、第5回アブダビコンバット99kg以上級の決勝でファブリシオ・ヴェウドゥムに一本勝ち、優勝を果たした。また無差別級にも出場するが、3位決定戦でヴェウドゥムに今度は敗れ、4位に終わった。

同年7月、世界柔術選手権ではアブソルート級に出場。同門のホジャー・グレイシーを破り、同階級の連覇を達成した。

2005年5月、第6回アブダビコンバット99kg以上級に出場。1回戦でミオドラグ・ペトコビッチにスリーパーホールドで一本勝ち、2回戦でダニエル・グレイシーに判定勝ち、準決勝でガブリエル・ゴンザーガアンクルホールドで一本負け、3位決定戦でファブリシオ・ヴェウドゥムに判定負け、第4位となった。

2005年10月7日、総合格闘技初挑戦およびUFCデビューとなったUFC 55で国原継悟と対戦し、フロントチョークで一本勝ち。

2006年4月15日、UFC 59ジェフ・モンソンと対戦し、判定負け。12月30日のUFC 66ではアンドレイ・アルロフスキーにKOで敗れ、UFCからリリースされた。

2006年5月26日、グラップリング大会L.A.SUB-Xでジェフ・モンソンと再戦し、引き分け。

2007年5月、アブダビコンバット99kg以上級に出場。準決勝でホーレス・グレイシーに負け、3位決定戦でダレン・アンディに勝ち、第3位となった。

2008年6月8日、戦極初参戦となった戦極 〜第三陣〜チェ・ムベと対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。

戦績 編集

総合格闘技 戦績
9 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
7 2 3 1 1 0 0
2 1 0 1 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
デビッド・ヨスト 1R 1:22 チョークスリーパー Art of Fighting 7: Payday
【WFOヘビー級タイトルマッチ】
2010年4月3日
トム・ザウアー 2R 3:43 TKO(パンチ連打) Art of Fighting 4: Damage
【WFOヘビー級タイトルマッチ】
2009年8月22日
ダン・クリスティソン 5分3R終了 判定3-0 ICF: Breakout 2009年4月11日
チェ・ムベ 1R 4:37 腕ひしぎ十字固め 戦極 〜第三陣〜 2008年6月8日
ハファエル・カバウカンチ 3R 3:42 反則 IFL: Las Vegas 2007年6月16日
× アンドレイ・アルロフスキー 1R 3:15 KO(パウンド) UFC 66: Liddell vs. Ortiz 2 2006年12月30日
× ジェフ・モンソン 5分3R終了 判定1-2 UFC 59: Reality Check 2006年4月15日
フランク・ミア 1R 4:10 TKO(パウンド) UFC 57: Liddell vs. Couture 3 2006年2月4日
国原継悟 2R 1:20 フロントチョーク UFC 55: Fury 2005年10月7日

グラップリング 編集

勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
ジェフ・モンソン ポイント0-0 L.A.SUB-X 2006年5月26日

獲得タイトル 編集

  • 世界柔術選手権 茶帯スペルペサード級優勝、アブソルート級優勝(2000年)[1]
  • 世界柔術選手権 黒帯ペサディシモ級3位、アブソルート級3位(2001年)[2]
  • 世界柔術選手権 黒帯ペサディシモ級優勝、アブソルート級優勝(2002年)[3]
  • 世界柔術選手権 黒帯アブソルート級優勝(2003年)[4]
  • ブラジル柔術選手権 黒帯スペルペサード級優勝、アブソルート級優勝(2000年)
  • ブラジル柔術選手権 黒帯ペサディシモ級優勝、アブソルート級2位(2001年)
  • 第4回アブダビコンバット 99kg以上級 3位(2001年)
  • 第5回アブダビコンバット 99kg以上級 優勝(2003年)
  • 第7回アブダビコンバット 99kg以上級 3位(2007年)
  • WFOヘビー級王座(2009年)

脚注 編集

  1. ^ http://www.ibjjf.org/results/2000mundial.htm IBJJF公式サイト 2010年2月24日閲覧
  2. ^ http://www.ibjjf.org/results/2001mundial.htm IBJJF公式サイト 2010年2月24日閲覧
  3. ^ http://www.ibjjf.org/results/2002mundial.htm IBJJF公式サイト 2010年2月24日閲覧
  4. ^ http://www.ibjjf.org/results/2003mundial.htm IBJJF公式サイト 2010年2月24日閲覧

関連項目 編集

外部リンク 編集