ラウレス硫酸ナトリウム
ラウレス硫酸ナトリウム(ラウレスりゅうさんナトリウム、sodium laureth sulfate, SLS)は陰イオン界面活性剤の1つ。ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムとも呼ばれる。
概要 編集
用途はシャンプー、歯磨き剤、起泡剤、業務用洗剤、脱脂剤等多岐にわたる。
ラウレス硫酸-n硫酸ナトリウムと表記される場合のnは( )の数を表す。n=3のLD50は1995 mg/kg(ラット:経口)[1]
合成 編集
1-ドデカノールをエトキシ化(w:Ethoxylation)、硫酸エステル化後に炭酸ナトリウムにより中和して合成。
またはラウリル硫酸ナトリウムにエーテルと酸素を加える合成方法もあるが、この方法の場合エーテルと酸素を加える過程で発癌性物質である1,4-ジオキサンが発生する。事実SLESを含むいくつかの製品が、低濃度のジオキサンを含んでいることが確認されている。[2]
関連項目 編集
出典 編集
- ^ Walker A I T, Brown V K H, Ferrigan L W, Pickering R G, Williams D A. Toxicity of sodium lauryl sulphate, sodium lauryl ethoxysulphate and corresponding surfactants derived from synthetic alcohols. Food Cosmet Toxicol. 1967;5:763–769.
- ^ “California Files Prop 65 Lawsuit Against Whole Foods, Avalon”. Bloomberg