ヴォーガンノルウェー語: Vågan)は、ノルウェーヌールラン県にある自治体。ロフォーテン諸島の一部から成る。行政の中心地はスヴォルヴェル町。

ヴォーガン
Vågan
スヴォルヴェル港(2004年6月)
スヴォルヴェル港(2004年6月)
ヴォーガンの市章
自治体章
位置
ヌールラン県の位置の位置図
ヌールラン県の位置
ヴォーガンの位置の位置図
ヴォーガンの位置
座標 : 北緯68度16分41秒 東経14度31分15秒 / 北緯68.27806度 東経14.52083度 / 68.27806; 14.52083
行政
 ノルウェー
  ヌールラン県の旗 ヌールラン県
 自治体 ヴォーガン
首長 フーゴ・ビョルンスタ
労働党
地理
面積  
  自治体域 477 km2 (184.2 mi2)
    陸上   459 km2 (177.2 mi2)
人口
人口 (2006年現在)
  自治体域 9,021人
    人口密度   20人/km2(51.8人/mi2
その他
等時帯 CET (UTC+1)
夏時間 CEST (UTC+2)
ノルウェー統計局のサイトより
公式ウェブサイト : www.vagan.kommune.no/
ヘニングスヴェル港
カベルヴォーグ近郊のヴォーガン教会
オーストヴォーグ島とギムス島の間に横たわる瀬戸
カベルヴォーグから見たヴォーガカレン山
東から見たヴォーガカレン山

1838年1月1日に設立され、1856年にはギムソイ、1919年にはスヴォルヴェル町がそれぞれ分離したが、1964年1月1日に両方とも統合された。

基礎情報 編集

地名 編集

元々は教区だったこの自治体は、この地に初めて教会が建てられたときからあったヴォーガン農場(古ノルド語名:Vágar)にちなみ名付けられた。また、農場の名は湾という意味のvág(ヴォーグ)の複数形からとられた。

紋章 編集

1973年3月30日に国王の認可を得た現在の紋章には、基幹産業である漁業を象徴してタラが描かれている。タラはスヴォルヴェル町の古くからの紋章にも描かれている.[1]

地理 編集

人口のほとんどはオーストヴォーグ島のスヴォルヴェル町、カベルヴォーグ村、ヘニングスヴェル村に集中しているが、このうちカベルヴォーグ村とヘニングスヴェル村は近くの小島も包括している。これらの村落はロフォーテン山地に抱かれ、ヴェストフィヨルドに面している。このほか、ヴォーガンにはギム島、スクロヴァ島、ストーレ・モラ島、リレ・モラ島などの島嶼がある。

歴史と経済 編集

12世紀初頭にエイステン王がこの地に釣り小屋を建てて以来、カベルヴォーグ村はロフォーテン諸島最古の漁村として繁栄し、1898年には1200人を収容できるロフォーテン大聖堂が建てられた。ヘニングスヴェル村はいくつかの小島に築かれた漁村。ヴォーガンの中心地であるスヴォルヴェル町には、多くの芸術家のスタジオや画廊がある。ヴォーガンではタラ漁に加え、サケの養殖や観光も盛んに行われている。

脚注 編集

  1. ^ Norske Kommunevåpen (1990年). “Nye kommunevåbener i Norden”. 2008年11月30日閲覧。

外部リンク 編集

 
スヴォルヴェル近郊