ACシュニッツァーAC Schnitzer )は、1987年設立され、ドイツアーヘンに本拠を置き、BMWグループのモデルを専門に扱う自動車メーカー、チューナーである。ACはアーヘンのナンバープレートコードである。

アーヘンの本社ビル

アルピナ同様各種カスタマイズパーツだけでなくコンプリートカーも製造するため自動車メーカーという側面も持ち合わせている。正規代理店を通じ世界約50か国でパーツやコンプリートカーが入手できる。アーヘンの本社ビルにはショールームや高級レストランも併設されている。

製品 編集

  • M3CSL - 1993年のフランクフルトショーにて発表されたコンセプトカーで世界に1台しか存在しない。E36型BMW M3をチューニングしたもので、エンジンは直列6気筒2,990ccDOHC。ボディーカラーは紫がかったグレー[1]
  • M3CSL II/S3スポーツCLS II - BMWの要請により製作途中で名称を変更した。M3Bベース、5速MT仕様で1台が製作され1996年のフランクフルトショーにて発表され、顧客の要請でもう1台がM3Cベース、6速MT仕様で製作された。エンジンは直列6気筒3,201ccDOHC、350仏馬力/7,700rpm、最高速度は290km/h、0-100km/hは5.1秒、車両重量1,420kg。日本に正規輸入はされなかったが熊本市のアパルーサというカーショップが約1,700万円で輸入し販売した。ボディーカラーは深いグリーン[1]

脚注 編集

  1. ^ a b 文友舎 2009, p. 50.

参考文献 編集

  • 『ジャーマン・カーズ 夢のSUPERドイツ車ファイル』2009年8月号、文友舎、2009年7月8日。 

関連項目 編集

外部リンク 編集