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犀角(さいかく、英語: Rhinoceros horn[1][2][3])とは、動物サイ(犀)ののこと。中国医学における生薬や、それから派生した漢方薬などとして古くから使用されていた。

目次

概要編集

角質の一種であり、成分の大半はケラチンからなる。

鮫皮で粉末にし、1日に2~4グラム使用すると麻疹の解熱薬として顕著な効果があるとされる。

なお、犀角の代用として水牛角や牛角が用いられることが多い。スイギュウウシの角の芯の部分は質だが、それを取り巻く角鞘は犀角同様に角質である。升麻(キンポウゲ科の植物の一種)で代用できるとする説もある。

サイの保護編集

現在はサイが絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)により保護されているため、市場にはほとんど出回っていないが、密猟者も多く、角を切り取る際にはサイを銃殺するため問題になっており、そのため生息するサイの角を保護官があらかじめ切り取っておくなどの措置がとられている。

仏典編集

上座部仏教で採用されているパーリ仏典である『スッタニパータ』の第一章には『犀角』『犀の角』などと呼ばれる節があり、この節ではいずれも「犀の角のようにただ独り歩め」で締められる多数の韻文で修行者の心得が述べられている。

脚注編集

  1. ^ 犀角の英訳英辞郎 on the WEB:アルク
  2. ^ 犀角の英語・英訳 - 英和辞典・和英辞典 Weblio辞書
  3. ^ Rhinocerosを短く略した場合にRhino hornの表現もみられる。例えば、”Why Does a Rhino Horn Cost $300,000? Because Vietnam Thinks It Cures Cancer and Hangovers - The Atlantic”。ただし、英語のRhinocerosは、元々古典ギリシャ語の’’ῥινόκερως’’で、’’ῥίς’’ (“鼻”) に’’κέρας’’ (“つの”)が付されてできた語であることに留意。

参考文献編集

関連項目編集

外部リンク編集