田村源太郎 (1881年生の醸造家)
田村 源太郎（たむら げんたろう、前名・治郎吉、1881年（明治14年）9月15日[1] - 没年不明）は、日本の商人（肥料商）[2]、醸造家、実業家、地主、鳥取県多額納税者[3][4]。
人物 編集
鳥取県米子市出身。田村源太郎の長男[3]。家業は肥料及び酒類醸造業を営む[5]。1926年、家督を相続し、前名治郎吉を改める[3]。中国貯蓄銀行、中国興業銀行、米子共立検番各取締役などをつとめる[3]。
『商工資産信用録 第33回 中国四国版』によると、田村源太郎（調査年月・1932年5月）は「正身身代・P、信用程度・B、職業・肥料、酒造、醤油」である[6]。貴族院多額納税者議員選挙の互選資格を有する[1]。住所は米子市糀町[2]。
家族・親族 編集
- 田村家
- 祖父・芳太郎[7]
- 父・源太郎[3]（1855年 - 1926年、肥料商、醸造家、米子町会議員） - 米子有数の豪商である[5]。
- 母・すか（1855年 - ?、鳥取、名島平次郎の二女）[3]
- 妻・あさ（1883年 - ?、鳥取、角田九郎の妹）[3]
- 男・純一[3]（1907年 - ?、久米桜酒造会長）
- 孫・健治（1930年 - 2014年、久米桜酒造会長）
- 親戚
脚注 編集
- ^ a b 『全国貴族院多額納税者議員互選人名総覧』98頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2020年9月30日閲覧。
- ^ a b 『帝国信用録 第32版』鳥取県シ、ス、セ、タ之部6頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2020年10月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 『人事興信録 第8版』タ70頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2020年9月30日閲覧。
- ^ 『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』59頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2020年9月30日閲覧。
- ^ a b 『島根鳥取名士列伝 下』96 - 98頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2020年10月1日閲覧。
- ^ 『商工資産信用録 第33回 中国四国版』鳥取県た之部10頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2022年11月30日閲覧。
- ^ 『大日本紳士鑑』鳥取県会見郡776頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2023年7月16日閲覧。
参考文献 編集
- 妹尾久造編『大日本紳士鑑』経済会、1895年。
- 深田豊市編『島根鳥取名士列伝 下』博進館、1903 - 1906年。
- 人事興信所編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年。
- 『商工資産信用録 第33回 中国四国版』商業興信所、1932年。
- 帝国興信所編『帝国信用録 第32版』帝国興信所、1939年。
- 『全国貴族院多額納税者議員互選人名総覧』銀行信託通信社出版部、1932年。
- 交詢社編『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』交詢社、1933年。
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