盛岡つなぎ温泉
盛岡つなぎ温泉(もりおかつなぎおんせん)は、岩手県盛岡市(旧国陸奥国、明治以降は陸中国)にある温泉である。岩手山を望む御所湖というダム湖の畔に位置しており、「盛岡の奥座敷」とも呼ばれている[1]。
盛岡つなぎ温泉 | |
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温泉情報 | |
所在地 | 岩手県盛岡市 |
座標 |
北緯39度40分34秒 東経141度01分21秒 / 北緯39.676111度 東経141.022556度座標: 北緯39度40分34秒 東経141度01分21秒 / 北緯39.676111度 東経141.022556度 |
交通 |
車:東北自動車道盛岡ICより約10キロ、約15分 バス:盛岡駅10番のりばから岩手県交通「盛岡つなぎ温泉」行で、「盛岡つなぎ温泉」終点下車。 |
泉質 | 単純硫黄泉 |
湧出量 | 2000 |
pH | 8.7〜9.5 |
液性の分類 | 高アルカリ性 |
宿泊施設数 | 15 |
外部リンク | つなぎ温泉観光協会 |
歴史的には「つなぎ温泉(繋温泉)」と称されてきた[1]。知名度向上のため、2023年4月1日に「盛岡つなぎ温泉」に名称変更した[2][3]。
泉質
編集温泉街
編集宿泊施設のほか、保養所や有料老人ホーム、デイサービス施設等も存在する。
温泉街にある温泉神社(つなぎ温泉神社)は薬師神社ともいい、毎年9月8日には祭礼が開かれる[1]。また5月から11月にかけて毎月1日には「いちの市」が開催されている[5]。
歴史
編集前九年の役で源義家が安倍貞任を攻めたときに、陣を張った場所(湯の舘)に湯が湧いているのを発見したのが最初と伝えられる[1]。義家はその近くにあった穴のあいた石に馬を繋いで湯に入ったことから、石は「つなぎ石(繋石)」と呼ばれており温泉の名前の由来になった[1]。
2007年(平成19年)5月には「やまいち手湯」、2009年(平成21年)7月には「ねこいし足湯」が完成した[1]。
2013年8月9日からの豪雨では旅館や源泉施設が被害を受けたほか、足湯への土砂の流入などが発生した[6]。
2023年4月1日には「盛岡つなぎ温泉」に名称変更した[3]。観光協会には岩手県内のどこが所在地か問い合わせが多かったことなどから、知名度の向上を図るため変更された[3]。
周辺観光施設
編集御所湖を挟んだ位置にある。
- 盛岡手づくり村
- 小岩井農場
- 御所湖広域公園
また、近隣の温泉として、鶯宿温泉がある。
脚注
編集- ^ a b c d e f つなぎ地区まちづくり計画書 盛岡市 2023年8月27日閲覧
- ^ 「盛岡つなぎ温泉」に名称変更 知名度アップ、にぎわい創出へ岩手日報(2023年3月28日)2023年8月20日閲覧
- ^ a b c 「つなぎ温泉どこにある?」“盛岡つなぎ温泉”に名前変更へNHK 岩手 NEWS WEB(2023年3月24日)2023年8月20日閲覧
- ^ つなぎ温泉の泉質 つなぎ温泉観光協会 2018年1月26日閲覧。
- ^ つなぎ歳時記 つなぎ温泉観光協会 2023年8月27日閲覧
- ^ 8月9日からの東北地方を中心とする大雨による被害に係る政府調査団報告 (岩手県・秋田県) 内閣府(防災担当) 2023年8月27日閲覧