真井耕象

日本の土木工学者

真井 耕象(まない こうぞう、1901年3月3日 - 2000年2月16日)は、日本土木工学者北海道大学名誉教授。

経歴

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福岡県に生まれる。福岡県立中学修猷館旧制第八高等学校を経て、1925年、九州帝国大学工学部土木工学科を卒業[1]

卒業後、北海道大学工学部に招かれ講師として赴任。1927年、助教授を経て、1942年、教授に就任[1]鉄道工学第一講座を担任し、鉄道工学、土質力学道路工学都市計画学等を講じた。日本において最も早く地盤工学(土質工学)を体系的に講義した一人であった。寒冷地において多くの問題を引き起こしてきた泥炭の工学的性質、地盤凍上現象等の研究を先駆的に開始していた[1]

日本学術会議会員として日本の科学技術の進展に尽くし、土質工学会(現・地盤工学会)、土木学会日本雪氷学会日本建設機械化協会北海道土木技術会ほかの支部長、会長、評議員等を務めた。また、北海道総合開発委員会委員として、北海道における鉄道、道路、港湾、航空路などの総合開発計画に参画した。

1964年、北海道大学を定年退官。その後、1971年まで苫小牧工業高等専門学校の初代校長を務める。1971年、勲二等瑞宝章受章。

2000年2月16日、心不全のため死去。

参考文献

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  • 土岐祥介, 「名誉会員 真井耕象先生の御逝去を悼む」『土と基礎』 Vol.48 No.5, 土質工学会, 2000年, NAID 110003976155

脚注

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  1. ^ a b c 『ふるさと人物記』(夕刊フクニチ新聞社、1956年)101頁