神戸移住センター

兵庫県神戸市にあった外務省の施設

神戸移住センター(こうべいじゅうセンター)は、兵庫県神戸市にあった外務省管轄の施設。

1928年(右側の建物)
2003年

概要 編集

南アメリカへの移住者が渡航前の研修や準備を行う施設として、1928年に国立移民収容所の名称で設置された。建物は鉄筋コンクリート5階建てで設計者は置塩章である。建物内のデザインは移民船の内部に似せて作られており、宿泊施設の他に教習室、診療所、集会所等が設けられていた。1週間(開所時)の宿泊期間中に予防接種等の準備・研修が行われた。開所当時の建物が現存しており、2009年より神戸市立海外移住と文化の交流センターとして用いられている。

沿革 編集

  • 1928年 国立移民収容所開所
  • 1932年 神戸移住教養所と改称
  • 1941年 閉鎖
  • 1952年 神戸移住斡旋所として再開
  • 1964年 神戸移住センターと改称
  • 1971年 閉所

外部リンク 編集

座標: 北緯34度41分51秒 東経135度11分05秒 / 北緯34.69742度 東経135.184638度 / 34.69742; 135.184638