空シュル
空シュル(? [CHAN] YOA:T?)は、マヤ・キリグア王朝第15代の王。カック・ティリウ・チャン・ヨアートの後継者として785年頃キリグアの王位についた[1]。
「空シュル」 | |
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「空シュル」王が築いたとされる都市 | |
住居 | キリグア |
別名 | 支配者2 |
肩書き | キリグアの王 |
親 | カック・ティリウ・チャン・ヨアート (父) |
生涯
編集「空シュル」王は、彼の父親と考えられている第14代の王カック・ティリウ・チャン・ヨアートの死後78日目に王位についた[2]。
彼の統治は785年頃からの10~15年間ほどであったとされている。その当時すでにマヤ文明は衰退の一途を辿っていたが、その中であっても彼は3体の獣形神や2基の祭壇を建設するなど精力的に活動を続けていた。彼は795年から800年の間に死去したとされており[3]、後継にはキリグア王朝最後の統治者となるヒスイ空がついた。
「空シュル」王の名は一部判明しておらず、「空シュル」はあくまで便宜上付けられた名前である。
脚注
編集参考文献
編集- Martin, Simon; Nikolai Grube (2000). Chronicle of the Maya Kings and Queens: Deciphering the Dynasties of the Ancient Maya. London and New York: Thames & Hudson. ISBN 0-500-05103-8. OCLC 47358325
- Sharer, Robert J.; Loa P. Traxler (2006). The Ancient Maya (6th, fully revised ed.). Stanford, California: Stanford University Press. ISBN 0-8047-4817-9. OCLC 57577446
- サイモン・マーティン、ニコライ・グルーベ/中村 誠一(監修)、長谷川 悦夫、徳江 佐和子(他訳)『古代マヤ王歴代誌』創元社、2002年。ISBN 4-422-21517-5。