座標: 北緯41度15分26秒 東経140度20分39秒 / 北緯41.25722度 東経140.34417度 / 41.25722; 140.34417

竜飛警備所(たっぴけいびじょ)は海上自衛隊の組織のひとつ。大湊地方隊函館基地隊隷下にあり、津軽海峡対岸の松前警備所と対になり、津軽海峡を通航する艦船の警戒・監視にあたる。施設所在地は青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜54[1]。1953年9月16日に海上自衛隊の前身である警備隊において、大湊地方隊の設置と共に開所した[2]

津軽海峡周辺の海自(◆)・空自基地(▲)。1-松前警備所、2-松前警備所白神支所、3-竜飛警備所、4-函館基地隊、5-大湊基地、6-下北海洋観測所、7-車力分屯基地、8-大湊分屯基地
竜飛崎。画面中央にレーダー施設の一部が見える。 展望台からの様子 レーダーなど機器が並び、その先に北海道が見える(2007年10月)
竜飛崎。画面中央にレーダー施設の一部が見える。
展望台からの様子 レーダーなど機器が並び、その先に北海道が見える(2007年10月)

概要 編集

津軽海峡は日本海太平洋を結ぶ国際海峡として重要であり、軍事上のチョークポイントともなっている。仮想敵国の1つであるソ連/ロシア艦船などが通航することもあり、それらの警戒監視のために編成された。陸上固定施設であり、海峡を望む竜飛崎そばの高台(北緯41度15分33秒 東経140度20分32秒 / 北緯41.25917度 東経140.34222度 / 41.25917; 140.34222)にレーダーなどの監視機器を設置している。施設設置場所は、かつて旧陸軍の津軽要塞のあった場所であり、竜飛崎砲台や海軍監視所と同所でもある。

脚注 編集

  1. ^ 防衛ハンドブック 2009(平成21年版) 朝雲新聞社 ISBN 978-4-7509-2030-6
  2. ^ 航路啓開史 海上幕僚監部防衛部1961年編纂の再編集

関連項目 編集