精液瘤(せいえきりゅう)とは、精巣上体(副睾丸)の上方に液体がたまった袋(嚢腫)ができる病気の事である[1]。
この病気は、性機能が盛んな青年期に起こりやすい。多くは陰嚢にしこりを触れる事で発見されるが、中の液体を調べて精子が多く認められれば診断がつく。なお、この病気には痛みや苦痛が無いため、特に治療の必要はない。ただし、嚢腫が親指大になると圧迫感を覚え、液を取り除いても、再発するので、手術で摘除する事もある[1]。