編条(へんじょう)は、陸軍で、斜面に使用する被覆物である。ぬかるみの道路の補修や障害物を掩蔽するのにも用いられた。

概要

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「しがらみ」ともいい、樹枝製または製の扁平な編束物である。木または竹を横に通し、これに対して柴、割竹または細竹を編み、むしろ状にしたものである。小高の斜面、たとえば堡塁砲台胸墻内の斜面のようでなければその適用は困難である。その組設には、約40cm間隔で支柱を植立し、これに枝条を繞回、編組し、ようやく高昇したら約1m間隔で紮帯あるいは鉄条を施こし、被覆を堅固にする。

また、あらかじめ準備製造しておくものもあり、それは通常、長さ2m、高さ1mである。