聖アントニオ神学院(せいアントニオしんがくいん)、聖アントニオ神学院聖書研究所(せいアントニオしんがくいんせいしょけんきゆうじよ)は、東京都世田谷区瀬田にあるキリスト教カトリック)の神学校司祭養成のための神学院として、小さな兄弟会(フランシスコ会日本管区)のアルフォンソ・シニューゼンベルグ総長代理によって1954年創立された。

聖アントニオ神学院の入口

沿革 編集

  • 1951年 - 現在地の東京都世田谷区瀬田に用地を取得。
  • 1953年 - 建物が完成し、土井辰雄・東京大司教が祝別を行う。
  • 1954年 - 増築し、フランシスコ会(カナダ管区およびフルダ管区合同)の神学校となった。
  • 1977年 - 日本管区設立にともない、フランシスコ会日本管区の神学校となった。

現在、生涯養成期として司祭叙階と共にローマ教皇庁教皇庁立大学のひとつ(Pontifical University of St. Anthony, Rome/St. Anthony, of Rome Pontifical University 聖座教皇庁立聖アントニオ総合大学「バチカンで初めて女性が教皇庁大学の学長に任命された」として知られる)と提携しており、卒業生は同校の学士神学)の学位が与えられる。また聖書研究所では、修士(神学)や博士(神学)が与えられる。

以下は流れ。

召命の案内「※カトリックの洗礼を受けて(または改宗後) 3年以上を経た20歳以上の独身男性。」、 静修の集いまた青年の集い(半年から1年間)、 志願期「(1年から2年)志願院(田園調布修道院)」、 修練期「(1年)修練院また修道院(さいたま修練院と田園調布修道院)」、 有期誓願期「(3年から6年)有期誓願院(田園調布修道院)」、 生涯養成期「司祭叙階と学士(神学)(聖座教皇庁立聖アントニオ総合大学)の授与」。

養成期間は教会法の規定により7年間とする。

日本カトリック神学院東京カトリック神学院東京キャンパス、福岡カトリック神学院キャンパス)や長崎カトリック神学院とは異なる。

所在地 編集

〒158-0095 東京都世田谷区瀬田4-16-1

併設 編集

  • カトリック瀬田教会

参考文献 編集

  • 「宣教師たちの遺産 : フランシスコ会カナダ管区」平秀應編 (フランシスコ会アントニオ神学院)1988年6月

関連項目 編集

外部リンク 編集