艾 朗(がい ろう、生年不詳 - 370年)は、五胡十六国時代前燕の人物。

生涯 編集

前燕に仕え、殿中将軍に任じられていた。

建熙11年(370年)11月、皇帝慕容暐太傅慕容評衛大将軍慕容臧・定襄王慕容淵・左衛将軍孟高らとともにを出て、龍城に向かった。

慕容暐一行を盗賊が襲った。慕容暐を逃がそうと孟高は一人残って戦った。一度は慕容暐とともに逃げたが、戻って孟高の戦いを見ると、孟高とともに戦い討死した。

人物・逸話 編集

慕容暐は前秦の游撃将軍郭慶に捕らえられ、鄴へ送られた。前秦の天王苻堅と会見した際、慕容暐は艾朗と孟高の忠義の行動を語った。苻堅は艾朗と孟高を手厚く埋葬し、その子らを郎中に抜擢した。

参考文献 編集