葛飾北濤

江戸時代の浮世絵師

葛飾 北濤(かつしか ほくとう、生没年不詳)とは、江戸時代浮世絵師

葛飾北濤
ヒト
国籍江戸幕府 編集
読み仮名かつしか ほくとう 編集
生年月日不明な値 編集
死亡年月日不明な値 編集
職業浮世絵師 編集
師匠葛飾北斎 編集
活動開始1804 編集
活動終了1831 編集

来歴 編集

葛飾北斎の門人とされる。俗名不明、賀山または智山と号す。作画期は文化から文政の頃にかけてで、作は数点ほどの肉筆画が知られる。『増訂浮世絵』は北濤の項に「空也僧の図がある」と記すが、この絵の消息については不明である。

作品 編集

  • 「八岐大蛇退治図」 紙本着色 日本浮世絵博物館所蔵 ※「北濤画」の落款、「賀山」の朱文方印と「北□」の白文方印あり
  • 「松風村雨図」 紙本着色 シカゴウェストンコレクション ※「北濤画」の落款、「智山」の朱文方印と印文不明の白文方印あり。麻布美術工芸館旧蔵
  • 「菊慈童図」 紙本着色 個人蔵 「北濤画」の落款、「賀山」の朱文方印と印文不明の白文方印あり。
  • 「雨乞い小町図」 紙本着色 個人蔵 「賀山」の朱文方印と印文不明の白文方印あり。

参考文献 編集

  • 藤懸静也 『増訂浮世絵』 雄山閣、1946年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。242頁、159コマ目。
  • 日本浮世絵博物館編 『肉筆浮世絵撰集 解説』 学習研究社、1985年 ※75 - 76頁
  • 永田生慈監修 『シカゴ ウェストンコレクション 肉筆浮世絵―美の競艶』 小学館スクウェア、2015年 ※展覧会図録

関連項目 編集