蒋 暁松(しょう ぎょうしょう、Jiang Xiaosong 1951年11月8日 - )

上海市出身。父は映画監督の君超、母は著名な女優、白楊。

一般社団法人日本医療国際化機構理事長。「ボアオ・アジア・フォーラム」ファウンダーの一人、初代副理事長、現終身名誉会員。

2020年4月「旭日中綬章」受章。

両親は、周恩来、江沢民らと親交を持っていたが、文化大革命時は下放の経験を持つ。文革終了後、映像作家として身を立て、日米中で活動。

海南島、博鰲(ボアオ)との出会いから同地を生涯のテーマとして活動開始。日中友好を軸に様々な事業を企画、実行している。

1998年から世界経済フォーラム(ダボス会議)のアジア版とも言える「ボアオ・アジア・フォーラム」の設立に奔走。

2000年10月、胡錦濤副主席(当時)は、フィリピン大統領フィデル・ラモス氏(当時)、オーストラリア元首相の故ボブ・ホーク氏(当時)、及び、蒋暁松氏らと会見し、正式にホスト国として「ボアオ・アジア・フォーラム」の創立を表明。2001年2月に、博鰲(ボアオ)にて「ボアオ・アジア・フォーラム」の正式創立大会を開催。

2009年「博鰲(ボアオ)楽城」構想を海南省政府に働きかけ、2010年「ボアオ楽城―日中太陽と水のモデル地区」建設プロジェクトを実現。

2012年ボアオ・アジア・フォーラム年次総会にて「万泉楽城 」 プロジェクトを発表。同プロジェクトは博鰲(ボアオ)楽城を舞台に、医療にフォーカスした特区を提唱する内容であった。2013年、1.中国国務院が【2013】33号文書により、「海南博鰲楽城国際医療旅游先行区」を指定。万泉楽城プロジェクト正式承認。

日中交流に尽力し、その活動の中から培った日中各界に広範な人脈を有するが、中国共産党員ではない。現在は活動の軸を日中、アジアの健康・医療に置き、医療交流の促進に注力。

主な作品 編集

  • 「流水経過這里(流水はここを通る)」 文学隔月刊【収穫】1980年5月号に掲載された映画文学脚本
  • 「木の小屋」1985年ニューヨーク国際映画祭で監督賞を受賞
  • 「故宮」と「大中国」等のNHKスペシャル番組の企画とコーディネーター
  • 「今年はここに」 国際平和年(1986年)を記念し日中共同で制作された作品
  • 「チベット」TBSで放送、監督を務める
  • 天安門事件後初の人民解放軍取材 1989年9月放送されたTBS報道特集
  • 「山田洋次」(翻訳)

外部リンク 編集