虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜

虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜』(にじいろほたる えいえんのなつやすみ)は、川口雅幸著作の日本の小説、および2012年5月19日より公開の日本のアニメーション映画

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概要編集

30年以上前の1977年にタイムスリップしてしまった、少年ユウタが夏休みに不思議な体験をする感動ファンタジー。

作者・川口雅幸が開設した個人サイトで2004年5月8日から小説連載を開始し2005年9月21日に完結。投票サイトで上位となる人気となり、2006年11月に出版化が決定し、2007年にアルファポリスのドリームブッククラブから書籍出版。2012年にアニメーション映画化された[1]。2012年までに文庫版を含め40万部を突破している。作者は出版化当初からこの作品を「最終的に映像化を目指しています」と宣言していたという。

あらすじ編集

父を交通事故で亡くした主人公、ユウタは、父との思い出の場所であるダム近くの林に、はじめて一人で出かける。そこで、おじいさんを見つけ「のどが渇いている。水をくれ。」と話すおじいさんにスポーツドリンクを渡し、本来の目的である昆虫採集を始める。しかし、父がいたときのようにカブトムシなどはとれず、挙句の果てに崖下に落ちてしまう。
気がつくと、先ほどスポーツドリンクを渡したおじいさんが現れ、「ギリギリセーフじゃ。」などと言い残し、消えてしまう。目が覚めると、そこは1977年、村がダムの底に沈む前の最後の夏だった。そこでなぜかユウタのことを「都会に住むいとこのお兄ちゃん」と言ってきたさえ子などとともに、ユウタのもう一つの、永遠の夏休みが始まる。

登場人物編集

「声」はアニメ版における担当声優

ユウタ
声 - 武井証 / 櫻井孝宏(大人)
小学6年生。小学五年生の時、実の父親を交通事故で亡くす。思い出の林に来たところで崖から転落、1977年の過去にタイムスリップする。目が覚めると、見知らぬ女の子にいとこのお兄ちゃんといわれ、「不思議な老人」の言うとおりに一カ月を村で過ごすこととなる。そして、さえ子のいとこのお兄ちゃんとして一か月を村で過ごしていくうちに、村がダムに沈む前の村人たちの奮闘の様子や、さえ子のある秘密を知る。
さえ子が、現代に戻る際に、「向こうでも絶対に再会する」という、ほとんど実現不可能な約束を交わす。十年後、バイクの雑誌を見ていた際、宮舞村のほたる祭りの記事を見て、久しぶりにと村へ行き、偶然ながらさえ子と再会する。
さえ子
声 - 木村彩由実 / 能登麻美子(大人)
小学3年生。過去の世界で最初に出会った少女で、ユウタをいとことして扱う。
ケンゾー
声 - 新田海統 / 中井和哉(大人)
小学6年生。さえ子の近所に住む少年で、ユウタと同い年。
青天狗
声 - 大塚周夫
ほたる神社の神主。
蛍じい
声 - 石田太郎
不思議な老人。
ユウタの父
声 - 堀内賢雄
ユウタの母
声 - 岡村明美
伸太郎
声 - 本城雄太郎
辰三郎
声 - 原周平
おばあちゃん
声 - 谷育子
さえ子のお父さん
声 - 田中正彦
さえ子のお兄ちゃん
声 - 大倉祐馬
芳澤さん
声 - 八木優希

書籍編集

アルファポリスより発行。

  • 単行本『虹色ほたる―永遠の夏休み』
  • アルファポリス文庫『虹色ほたる―永遠の夏休み〈上〉』
  • アルファポリス文庫『虹色ほたる―永遠の夏休み〈下〉』
  • 軽装版『虹色ほたる―永遠の夏休み』
漫画版
アルファポリスCOMICS『虹色ほたる―永遠の夏休み』
漫画あさひまどか 2012年4月発行 ISBN 978-4434166549

映画編集

虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜
監督 宇田鋼之介
脚本 国井桂
原作 川口雅幸
出演者 武井証
音楽 松任谷正隆
主題歌 松任谷由実愛と遠い日の未来へ
製作会社 東映アニメーション
配給 東映
公開   2012年5月19日
上映時間 105分
製作国   日本
言語 日本語
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2012年5月19日より東映系で全国公開、『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』の宇田鋼之介監督による長編ファンタジー映画。作画にはCGは一切使用せず、やわらかいタッチで仕上げており、音楽も打ち込みなしの生音・オーケストラを使っている[2]

2012年5月9日にオンライン試写会が行われたほか、5月8日から18日までYouTubeで冒頭20分が先行配信された[3]

キャッチコピーは「それでも、こどもたちは今を生きる」。

スタッフ編集

主題歌編集

脚注編集

外部リンク編集