西川 治(にしかわ おさむ、1940年 - )は、日本写真家エッセイスト画家ネコをモチーフとした作品や、食文化に関する作品多数を発表しており、料理人としても活動している[1]

早稲田大学文学部中退。1970年ころから本格的に写真家として活動し、1971年の写真集『ニホンザル』が注目された[2]

1980年代以降は食文化に関するエッセイなどを発表し、1985年の『悦楽的男の食卓』などが注目された。1986年には栃木県那須、1992年には東京都内に料理スタジオを設け、以降は料理レシピも自作した著作を数多く発表する[1]

2001年にはNHK『きょうの料理』にも出演したほか[3]、テレビ出演の機会も多い[1]

おもな著書 編集

写真集(撮影) 編集

  • 河合雅雄徳田喜三郎監修 西川治撮影)ニホンザル、角川書店、1971年
  • 可愛い子ども : 西川治写真集、ベストセラーズ、1972年
  • 可愛いねこ、ベストセラーズ、1973年
  • 可愛い仔犬、ベストセラーズ、1975年
  • ズッケロとカピートに仔猫が生まれた、草思社、1978年

エッセイ(文と写真) 編集

  • ピッツアの本、文化出版局、1980年
  • マスタードをお取りねがえますか。 : 男の料理コラム33、河出書房新社、1988年 のち文庫化
  • 悦楽の野外料理、 CBS・ソニー出版、1989年
  • 男の私小説風料理、ソニー・マガジンズ、1991年
  • 私が食べたイタリア料理、ソニー・マガジンズ、1992年
    • 改題文庫化:イタリア半島「食」の彷徨、小学館文庫、2000年
  • 世界街角料理の旅 : いい匂いにつられて食べた、ソニー・マガジンズ、1993年
  • 世界朝食紀行、マガジンハウス、2000年
    • 改題文庫化:世界ぐるっと朝食紀行、新潮文庫、2007年
  • 快食快汗 : 韓国食の極意をもとめて、幻冬舎、2001年
  • 食べまくり韓食韓菜大全、東京書籍、2002年
  • Miao、角川書店、2002年
  • 見つめる犬、二見書房、2003年
  • 世界ぐるっとほろ酔い紀行、新潮社、2010年
  • 世界ぐるっと肉食紀行、新潮文庫、2011年

料理本(料理、文と写真) 編集

  • 悦楽的男の食卓、マガジンハウス、1985年
    • 文庫化:悦楽的男の食卓、中公文庫ビジュアル版、1996年
  • 西川治の「パスタ・ノート」 : イタリア式調理術、雄鶏社、1991年
  • 鰯まるごとごちそう料理、主婦と生活社、1993年
  • 朝食365日 : 快適な1日は、朝にあり、マガジンハウス、1993年
    • 改題文庫化:私が食べた朝食365日、小学館、1998年
  • 西川治のウィークエンド・バーベキュー、雄鶏社、1993年
  • 西川治の大皿料理、雄鶏社、1994年
  • 光と風のサラダ・パスタ、主婦と生活社、1995年
  • おいしいたまご料理 : 基礎から応用まで詳しくレッスン、雄鶏社、1995年
  • Suji madness : 男の料理すじ肉、マガジンハウス、1996年
  • Motsu madness : 男の料理内臓、マガジンハウス、1996年
  • Teba madness : 男の料理手羽、マガジンハウス、1996年
  • 西川治極意の料理、小学館、1998年
  • こんなにおいしいサラダ : おつまみサラダから、ごはんサラダまで、文化出版局、2000年
  • 青背の魚を食べつくす、講談社、2004年
  • 今夜はカレー! : 辛い!旨い!の厳選カレー37、成美堂出版、2004年
  • 酒ありて肴肴ありて酒、 角川SSコミュニケーションズ、2009年
  • おうち亭へようこそ、マガジンハウス、2010年

出典・脚注 編集

  1. ^ a b c プロフィール”. 2012年7月28日閲覧。
  2. ^ “河合雅雄・徳田喜三郎監修 西川治撮影「ニホンザル」”. 朝日新聞(東京朝刊): p. 11. (1971年8月30日)  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  3. ^ 西川 治さんのレシピ一覧”. NHKエデュケーショナル. 2012年7月28日閲覧。

外部リンク 編集