西村屋 源六(にしむらや げんろく、生没年不詳)とは江戸時代江戸地本問屋書物問屋

来歴 編集

文刻堂と号す。西村氏。一説には源六郎。もとは書物問屋であり、まれに錦絵式亭三馬作による合巻滑稽本草双紙などを出した。元禄から安政年間にかけて江戸の本町通3丁目、後文化期に本石町十軒店西側弥三郎店、天保期に浅草黒船町において地本問屋を営業している。主に歌川国貞の錦絵、北川美丸の作品を出版している。

作品 編集

  • 歌川国貞 『大津土産吃又平名画助刃』 合巻 式亭三馬作 文化5年(1808年)
  • 北川美丸『浮世風呂』2編 滑稽本 式亭三馬作 文化6年(1809年)‐文化7年(1910年)
  • 歌川国貞 「江戸三木之内」 大短冊判 錦絵3枚揃 文化6年
  • 歌川国貞 「風流見立大津絵」 大短冊判 錦絵揃物 文化6年

参考文献 編集