観世銕之丞 (9世)
九世 観世 銕之丞(かんぜ てつのじょう、1956年10月23日 - )とは、シテ方観世流能楽師。観世銕之丞家現当主。銕仙会主宰。本名、観世暁夫(あけお)。
経歴
編集八世観世銕之丞(人間国宝)の長男。東京都出身[1]。伯父観世寿夫、および父に師する。1960年、4歳で初舞台。1964年、『岩船』で初シテ。1971年『鷺』、1974年『石橋』、1983年『翁』、1984年『道成寺』を披く。2002年、九世観世銕之丞を襲名。妻は京舞井上流五世井上八千代。長女が井上安寿子(観世安寿子)、長男が観世淳夫。 幼稚園から成城学園に通い、成城大学文芸学部文芸学科中退。
重要無形文化財「能楽」保持者(総合認定)。社団法人銕仙会理事長。
著書
編集- 能のちから 生と死を見つめる祈りの芸能 (青草書房) ISBN9784903735191
「花よりも花の如く」監修
編集成田美名子の漫画作品「花よりも花の如く」の監修を行っており、単行本2巻185ページでは、九世銕之丞本人直筆によるカエルのイラスト(「うまくかけねーっ」と書き添えられている)も登場している。
出典
編集- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.539
- ^ 春の褒章、705人24団体が受章:社会:YOMIURI ONLINE(読売新聞)
- ^ “紫綬褒章:受章者 野田秀樹さんら25人”. 毎日新聞 (2011年6月15日). 2011年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月5日閲覧。